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2017年10月 6日 (金)

『絢爛たるグランドセーヌ』5巻(Curvie・秋田書店)の感想

『絢爛たるグランドセーヌ』5巻(Cuvie・秋田書店)5巻の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 今回もまた、作者様に脱帽です。おもしろかった! バレエ少女にとって、リアルかつ重要なエピソードが三つも含まれている、お得仕様です(何じゃそりゃ←自主ツッコミ)。特に、中盤の、主人公の奏からすると、サイドストーリー的になるのかもしれませんが、バレエ友達たる翔子が、父親から猛反対されます。
「お前は まだ子供だから考えが甘い/やめろとは言わないが 趣味として割り切ってやれ!」
 当然、プロのダンサーを目指す翔子は、反発、号泣しますが、レッスンに支障をきたすことに・・・・と、いうもの。

 おっと、興奮して、あらすじを紹介し忘れてしまいました。第一エピソードは、ケガをした奏に語るという形で、梨沙がバレエの歴史について語ります。そして、舞台当日、観客席の奏とさくら、本番の翔子と絵麻、それぞれの思いが交差する、というもの。第二が翔子と父の対立。第三が奏と翔子による、シルヴィアのピチカートのレッスンと本番。一見、簡単そうなのに、個性の異なる二人ゆえ大苦戦します。
 第一では、マイペースなはずの絵麻が、さくらの来訪に動揺し、それをすかさずサポートする翔子の言動がいい! 個性はバラバラながらも、バレエを好きなことに変わりはない、少女達の心模様が描かれ、結構、しみじみ感じさせられます。
 第三は、バレエではないのですが、実は私も、書道に熱中していた頃、「先生と私の字は、一生懸命書いて、先生からほめられても、どうしてなのか、何かが違う」と、思っていたのですが、今回は先輩の咲希の一言で、奏の個性に関する思いが粉砕されます。

「基礎が完璧じゃないのに 個性的な踊りを目指そうとは 笑止千万ッ!!」

 私としても、恐れ入りました(精神的土下座)。
 それでは、メインたる第二ですが、私はダンスを見るのも踊るのも大好きなのに、なぜかバレエ漫画を見なかった、見なくなった理由を思い出しました。見ていた漫画(もちろん、タイトルも作者名も忘れております)が、よくなかったようです。主人公のライバルにあたる、お金持ちのお嬢様が、よくいじめをしていたからですわ! 私のような能天気でバレエ素人でも、レッスンが厳しいのは知っていますし、いじめる暇なんてないはず。ああ、うっとうしいと、敬遠してしまったわけですね。
 しかしながら、親の反対とは、超絶リアルなエピソードですな。もちろん、翔子の父は、深い考えがあって反対していたわけです。父娘のぶつかり合い、母の協力、未婚だった頃の父と母の出会いなど、胸がキュンキュンするシーンの連続です。やはり、大好きなものがあって、それを目指して一途に進んでいく姿というのは、周囲を感動させ、応援したくさせるのだなと、感じさせられました。さあ、はりきって、6巻も読みますぞ。それでは。

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