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2017年10月23日 (月)

『変人偏屈列伝』(荒木飛呂彦・鬼窪浩久 集英社文庫)の感想

 漫画『変人偏屈列伝』(荒木飛呂彦・鬼窪浩久 集英社文庫)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 収録されているお話は6つです。順番と作画を挙げましょう。
 タイ・カッブ 作画:鬼窪浩久
 康 芳夫 作画:鬼窪浩久
 腸チフスのメアリー 作画:荒木飛呂彦
 ウィンチェスター・ミステリー・ハウス 作画:荒木飛呂彦
 コリヤー兄弟 作画:鬼窪浩久
 ニコラ・テスラ 作画:鬼窪浩久
 ちなみに、前書きは荒木飛呂彦、後書きは鬼窪浩久、どちらも文章で載せています。各話の終わりには、まとめのように、詳細な解説文もあるという親切仕様。荒木・鬼窪両氏の絵や作風がダメという人を除けば、どのお話も筋金入りの変人偏屈のものですから、おもしろくないわけがない、のです。

 しかしながら、正直に申し上げますが、私の中では、コレジャナイ感が、心の中でざわめいているのですよね。このブログではまだ取り上げていませんが、私は両氏の作品が大好きです。社会人デビューした頃は、荒木作品を読むために、毎日、ある喫茶店に通っていましたし、18禁ゲームの「せ・ん・せ・い2」では、鬼窪浩久さんの絵でドキワクできましたから。
 どうも、私は豪放磊落、破天荒なエピソードや物語を期待しすぎていたようです。「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」のヒロインも、「コリヤー兄弟」も、現在の引きこもりの先駆者だったと思えなくもないですから。「腸チフスのメアリー」に至っては、「それは特異体質であって、すごい変人と言えないのでは?」と、ツッコミを入れてしまいました。
 その中でも、性格最悪なのに天才的な大リーガー、「タイ・カッブ」はおもしろかったです。彼と拮抗するような相手は登場しませんでしたが、それって不可能なのでは? と、思わせてしまいます。
「ニコラ・テスラ」は、何と発明王エジソンの最大のライバル! 二人は互いを嫌うあまり、どちらもノーベル賞を辞退したというから、あきれてしまいました。電流の功績においては、テスラの方が上なのかもしれません。やがて、わけのわからない発明を繰り返すようになったのですが、もっと彼のことを知りたくなりました。
 そのようなわけで、全体的にやや薄味気味ながらも、興味深い内容でした。それでは。

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