『一葉裏日誌』(上村一夫・小学館文庫)の感想
コミック『一葉裏日誌』(上村一夫・小学館文庫)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
相変わらず、初掲載された雑誌名と年月日が載せられていない、不親切仕様ですが、この本に収録されている作品は、次のとおり。
〇一葉裏日誌 「たけくらべの頃」「花ごもりの頃」「にごりえの頃」
樋口一葉がヒロインの、3つの短編マンガです。
〇うたまる
〇帯の男 第一話~第六話
樋口一葉がヒロインの、3つの短編マンガです。
〇うたまる
〇帯の男 第一話~第六話
後書きは、何と作者の娘さんの、上村汀という方で、「父との思い出」という形で語ってくれています。それこそ、幼い頃から死の間近まで。私自身、上村作品を読むと(わずかな数しか読んでいませんが)、上村一夫というクリエイター(漫画家というべき? しかし、イラストレーターのようにも思えます)は、海千山千の女性の扱いや気持ちにたけた、女心のプロフェッショナルと感じられていたのですが、なかなかおもしろそうな人柄のようで、実に意外でした。
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