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2018年5月25日 (金)

『政宗さまと景綱くん』2巻(重野なおき・リイド社)の感想

 四コマコミック、『政宗さまと景綱くん』2巻(重野なおき・リイド社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 最初っから、私は作者様に精神的土下座をしなくてはいけません。『信長の忍び』がヒットしているから、この久しぶりに出た『政宗さまと景綱くん』は、のんびり、ほのぼの、楽屋落ち的バージョンだろうなと、軽く思っていました。
 とんでもなかった! これはこれでおもしろかったですし、勉強になりました! 特に、私は伊達政宗についてくわしくないものですから、展開が予想できないため、非常にドキワクしました(私が不勉強であって、伊達政宗がマイナーという意味ではないです。地元の方、政宗ファンの方、どちらもごめんなさい)。
 特に、伊達家当主になった政宗に、たぶん、レギュラーキャラになるであろう、家臣団と黒脛巾組が加わりますが、敵側も、強烈な個性、くせ者、強者ぞろい! ものすごいストーリーになっています。

 簡単にあらすじを申しますと、大内領当主の定綱が、いったん伊達家の傘下に入るものの、裏切って芦名家につきます。政宗は激怒して、芦名家と戦いますが、芦名最強の男、金上盛備の策で打撃を受け、撤退。すかさず、大内領の小出森城を攻め、相手の降伏を聞き入れず、すべてを斬殺し(小出森城の撫で斬り)、奥羽にその名をとどろかせます。
 畠山領当主、義継は、政宗の父、輝宗に働きかけて、降伏を受け入れられるはずが、輝宗を連れ去ります。途中で、輝宗は自害、義継も伊達家来衆に殺害されます(粟之巣の変)が、政宗、畠山家双方に遺恨を残してしまうのです。そして、奥羽の大連合軍が、伊達家を滅ぼそうと、進軍を開始します。
 と、2巻はここまで。3巻は、数年後に発行されるのですね(遠い目)。戦国大名らしからぬ輝宗は、思いがけず、亡くなりました。少し寂しいです。
 一方、景綱に無事、長男が誕生して、あのドS男が、赤ん坊にデレデレするところが、また笑えます。家臣団の中で、私のお気に入りは、血の気の多そうな、原田宗時。クールな後藤信康に、むやみと突っかかるところが、萌えますね。
 そして、争いの種をまきまくっている、大内定綱は、何とかならないでしょうかね!
 もちろん、3巻刊行は待ちますが、歴史書を開いてみたくなります。笑いのツボを押さえつつも、歴史の魅力をちゃんと伝えている、良書だと思います。それでは。

 

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