『THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNIG』1巻(原作:SNK 漫画:あずま京太郎 講談社)の感想
コミック『THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNIG』1巻(原作:SNK 漫画:あずま京太郎 講談社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。さらには、毎度、おバカな感想ですが(認めるんかい!←自主ツッコミ)、今回は輪をかけて、おかしくなると思われます。
何しろ、同人活動のメインだった(過去形だけど、チャンスとスキルがあれば、また復帰したい!)ゲームの漫画化作品ですから、冷静でいられるのは不可能です。
ゆえに、ついていけないと思われた方、「好きなゲームや運営会社の批判は許さない」というは、遠慮なく、お戻りください。
あらすじは、シンプルながらもインパクトあり。アントノフ主催の異種格闘技大会、キング・オブ・ファイターズが開催され、全チームのメンバーが紹介されます。そして、初戦は何と、チーム「日本」VSチーム「八神」(ウワアァ!)!! 草薙京と八神庵がリングインする一方、紅丸VSマチュア、大門VSバイスも別の場所で、ほぼ同時にバトル開始! 巻末で、突如、庵が暴走? という場面で「つづく」。
例によって、いただけない点としては、ゲームの設定を生かしきれておらず、初心者に冷たいところでしょう。もっとも、登場人物全員のバックグラウンドなんて、描いていたら、いつまでたっても話が進まないから、やむを得ないとも思います。でも、きっと、原作ゲームを知らない人が読んだら、「なぜ、八神って、いきなり草薙に襲いかかるの?」と、いろいろ細かい部分で、首をひねるでしょうね。2巻以降のストーリーや登場人物紹介などで、簡単な説明があるといいのですが。
あと、キャラクター紹介でかたよりなく描いているのはいいのですが、会場外で大会の行方を危ぶむ美少女に、庵、マチュア、バイスの陰にひそむ存在など、風呂敷を広げすぎにならないかと、少し心配しております。
しかし、気がかりなのは、そのくらいで、ストーリーのテンポがよく、アクションシーンもわかりやすくて、とてもよいです。京と庵の戦いにまぎれるかと思われた、紅丸VSマチュア、大門VSバイスが非常におもしろい。正義の味方らしい紅丸と大門と対照的に、勝つためなら一般人を死なせることも気にしない、マチュアとバイスの非道ぶりは、強烈でした。
主人公は、シュンエイのようです。つかみは充分なので、これからも製作者様には、がんばって描き続けてもらいたいと思います。2巻はもちろん、購入いたします。それでは。
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