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2018年12月 7日 (金)

『修羅雪姫 修羅の怨念編』(原作:小池和夫 作画:上村一夫 主婦の友社)の感想

 コミック『修羅雪姫 修羅の怨念編』(原作:小池和夫 作画:上村一夫 主婦の友社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 こちらの本は「COMIC魂 別冊」だそうで、すみませんが、私は本誌の方は未読です。ちょうど、リサイクルの単行本を買おうかと、迷っていたところでしたので、ラッキーでした。
 それというのも、大きい雑誌サイズで、美と迫力に満ちた絵柄を楽しめるのと、映画『修羅雪姫』の主演女優、梶芽衣子のピンナップもあって、これがまた、非常に美しくも(ネタバレを防ぐために、自主省略)。

 掲載されているのは、次のとおり。

 外題之一 隅田川湯文字俎板
 外題之二 女伊達血雨傘
 外題之三 愛憎血糸懺悔
 外題之四 死桜小袖白刃舞 (一)(二)
 外題之五 鹿鳴館殺人八景 (一)~(三)【前編】
 
 もしかして、単行本と微妙に違うかもしれないと思い、ちょっと細かく挙げてみました。
 あらすじとしては、明治末期、母の怨念を背負って生まれた鹿島雪(外題之三)が、主に蛇の目傘に仕込んだ刀によって、依頼された相手を殺していくという、美しい女殺し屋のお話。ネットニュースかブックレビューか(もしかして、Twitter?)で、映画『キル・ビル』の元ネタだと知りましたので、興味をもって読みました。
 はい、明治の風物がしっかり描写されており、上村一夫の、あの切れ長目の美女とあいまって、レトロながらも凄惨な雰囲気をかもし出しています。私は勝手に、昭和の雰囲気を想像していましたので、ちょっと意外でした。だから、明治のお話ながら、時代劇っぽい感じです。
 それから、雪は感情がないわけではなく、スリの女親方を心から頼ります。その反面、外題之五で、依頼者の要求に応じるため、直接的に関係のない馭者を殺すし、馬車に乗っていた令嬢は暴行させて・・・・とは、かなりハードボイルドな内容です。
 さらに、外題之一ラスト近くでは、孤立無援で絶体絶命の状況から反撃し、吹雪の中、血まみれの裸身でたたずむ場面は、むごたらしくも妖艶です。
 流血や殺し屋といった、殺伐としたお話を好まない方にはお勧めできませんが、深い味わいの女性メイン和風ハードボイルド話といえるでしょう。
 この巻では、まだ雪の直接の復讐相手と戦っていませんが、次からは対決しそうです。私、楽しみにして購入しようと思います。それでは。

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