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2020年3月 6日 (金)

『修羅雪姫 修羅の執念編』(原作:小池一夫 作画:上村一夫 主婦の友社)の感想

『修羅雪姫 修羅の執念編』(原作:小池一夫 作画:上村一夫 主婦の友社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 この巻で終わりかと、私は勘違いをしておりました。ごめんなさい。次の修羅の因果編で完結のようです。
 収録されているのは、次のとおり。

 外題之十 女意和戸開帳異聞(一)(二)
 外題之十一 長旅屋詐欺先生(一)(二)
 外題之十二 青春白衣涙断譜(一)

 各話のあらすじを簡単に記しますと、外題之十は、浅草の大物やくざ、関東千両会と、たった一人で戦う雪。タジレの菊との再会と再勝負があります。
 十一は、残る二人の仇をあぶり出すために、雪が宮原外骨という、クセのある老作家と手を組み、小説『修羅雪姫』を発行し、世間に広めます。お尻好きの私が喜んだ、ちょっとしたお色気シーンもあり、今までのストーリー紹介的なインターバルのお話ですね。
 十二は、ある知的障害のある少年に、雪は殺しの現場を目撃され、病院に看護婦として潜入して身を隠そうとします。少年は、雪の武器、仕込み傘やピストルに執着していて、面倒な存在。雪はどうするのでしょう? というもの。婦長との絡み、着替えの場面など、こちらもサービスシーン満載です。

 今回のメインかつ私のお気に入りは、外題之十です。これがまた、掲載誌のカラーと読者リクエストによるのかもしれませんが、相当、かなり、濃厚にエロい! 修羅雪姫は、レディースの和風ハードボイルドと言えましょうが、サービスシーン(すべてそうとは限りませんが、悪い男達は皆、雪の水もしたたる裸身には弱い、ということかな?)は、ジャパネスク、ジャポニズム! 和服好き、着物のかもし出すエロがたまらないという方に、お勧めですね。
 それら以外にも、タジレの菊が雪を思いやるように、雪も菊へ、母親代わりのような親しい思いを抱いているようで、わずかながらも、幸せそうな笑顔、安らいだしぐさが見られます。これも、また(いい加減にしろと、言われそうなので、自主規制)。
 でも、結局、雪は、復讐のため、文字どおり、修羅の道を、再び戻るわけで。敵は手練れの多勢に対して、雪一人。今までのお話のパターンからして、色仕掛けや不意打ち、事前の計画によって、雪は危機を脱して、斬るべき者、復讐の相手を殺しますが、日常的な平和、平穏はほど遠いです。恋のときめきも、家族や友人と触れ合う喜びもなく、敵を斬り倒すだけ。雪は格段に強いし、悪者が倒される爽快感はありますが、何だか空しくて、読後には、雪が気の毒に思われてしまいます。
 たぶん、この苦さがこの作品の持ち味であり、魅力なのでしょうね。さて、どのように完結するのでしょうか。それでは。

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