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2021年6月に作成された記事

2021年6月30日 (水)

『霊圧の匣 強制除霊師・斎』(小林薫・ぶんか社)の感想

 コミック『霊圧の匣 強制除霊師・斎』(小林薫・ぶんか社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 収録作品は、「わたしの人形はよい人形」「追憶の風景」「生命の芽」「霊圧の匣」「古の記憶」、それから、あとがき漫画です。
 しかし、バツッと、最終回とは記されていませんけれども、本シリーズは、これで終わり? という、少々ショッキングな内容でした。
『ベルセルク』作者様逝去のダメージが、今も残っている私としては、なかなか辛いです。
 それでは、簡単に読後感を述べますね。

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2021年6月24日 (木)

『ジョージ秋山WORLD』(ゴマブックス)の感想

『ジョージ秋山WORLD』(ゴマブックス)の感想を述べます。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
 いつもの注意を申しましたが、この本自体がジョージ秋山のネタバレオンパレードです。
 タイトルからすると、評論っぽいですが、作品の紹介、そして作者様自身のインタビュー風制作秘話というか、作品解説が載せられており、それ以外の中身の大半は、代表作が掲載されています。

 パットマンX
 ほらふきドンドン
 銭ゲバ
 アシュラ
 浮浪雲
 花のよたろう
 ピンクのカーテン
 ラブリン・モンロー
 博愛の人
 捨てがたき人々

 以上が挙げられていますが、それでは、いつものとおり、いただけない点について申しましょう。
 少年漫画から青年漫画、ジャンルもギャグから社会派シリアス、時代劇と、よく選ばれたと思いますが、私としては、なおも物足りない気分です。なぜなら、この作者様はムチムチした下半身というか、大腿の表現が上手だと思いますが、そういうエロ物が選ばれていないのが残念です。
 さらに、『銭ゲバ』と『アシュラ』は、私、どちらもまだ読んでいませんが、最終回らしき作品が掲載されていますけれども、いいのでしょうか。超メジャーだし、私も一応内容を知っているから、いい、のかな?

 

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2021年6月15日 (火)

『岡っ引き 天牛 巻之壱』(ジョージ秋山・リイド社)の感想


 コミック「岡っ引き 天牛 巻之壱」(ジョージ秋山・リイド社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
 こちらは巻之壱となっていますが、二巻は見つけられませんでした。何らかの事情で、今回で終わり、なのでしょうかね? 残念だなあ。
 一見したところ、ジョージ秋山が原作で、別の漫画家様が描いているのかと思いましたが、ご本人でしたので、驚きました。なかなか、劇画調のタッチです。
 収録されている作品は、すべて短編で、次のとおり。

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2021年6月 8日 (火)

『独眼目明かし 天牛』(ジョージ秋山・朝日ソノラマ文庫)の感想

 コミック「独眼目明かし 天牛」(ジョージ秋山・朝日ソノラマ文庫)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
 さて、こちらの漫画文庫のタイトルが、ただの「天牛」で、「独眼目明かし(中略)」となっているのは、中表紙なのです。どうして、こんなことが起こったのでしょうね?
 収録されている作品は、すべて短編で、次のとおり。
 第一話 錆びた十手とひより傘
 第二話 友情無情
 第三話 狂乱地獄
 第四話 柔肌不浄  第五話 お仙恋しや  第六話 釘屋辰五郎  第七話 水清ければ…  第八話 悲しきものは…  第九話 三日月小僧
 

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