『ファーブル昆虫記 8 伝記 虫の詩人の生涯』(奥本大三郎 訳/解説 集英社)の感想
『ファーブル昆虫記 8 伝記 虫の詩人の生涯』(奥本大三郎 訳/解説 集英社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
私は元々、虫が好きなので、いつか、ファーブル昆虫記全巻を読破したいと願っております。そこで、どの出版社の、何という翻訳者のものがよいかと探している途中で、この本を購入いたしました。
巻末の説明によりますと、この本はファーブル昆虫記全8冊中の最終巻で、10歳から大人向けだそうです。そのせいか、漢字にルビが多く、写真もイラストも豊富な、親切仕様の楽しい本です。
欠点としては、昆虫の写真に加え、イラストもリアルですので、虫嫌いの人には大変でしょう。私としては、イラストを複数の方が描かれているのはいいのですが、漫画っぽいかわいい絵に、少し違和感があります。
それでも、この本はファーブルの伝記として、非常に読み応えがありました。
ファーブルの幼年時代はアンリと、成人してからは、ファーブル先生という主語で描かれていますが、不自然さはありません。
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