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2021年9月 5日 (日)

『サマーウィンド』(倉田悠子・星海社)の感想

『サマーウィンド』(倉田悠子・星海社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 くりいむレモンの倉田悠子=稲葉真弓によるノベライズも、第5段になりました。今回は、帯カバーでは、「人魚姫」「ファンタジック」と、説明されていますが、私の読後感としては、「ホラー」「ミステリアス」に近いかと。
 あらすじとしては、最愛だった彼女、弥子の一周忌を目前にして、主人公の青年、陽は、東京からバイクで疾走していきます。九州のリゾート地で、偶然出会った、不思議な美少女、美奈に心惹かれ、肌を合わせますが、体と裏腹に、心はどこか落ち着きません。いよいよ、謎めいた言動を繰り返す美奈。不可解に思いながらも、陽は弥子の死の経緯を語ります。すると、美奈は涙を流して、告げるのでした。

 

 もちろん、得恋のお話ではありません。美しくも、切ない感じです。
 まあ、美奈のように純情可憐な少女がいるかなあと、私のひねくれ心がささやくのですが、男性向けアニメですし、そこはお約束でしょう。
 ただ、恋愛進展度を、AやBで表現するのは、今どきの人には、わからないのでは?
 せめて、脚注や巻末で説明してほしかったですね。
 けれども、オートバイやそのライディングの様子、夏の海のすばらしさが、しっかり表現されていることには、好感が持てました。
 さらに、ストーリーには直接関与しませんが、海の家で働く少女、真由美も、夢見がちながらも、元気でいい子です。
 このように、複合的な良さがあるから、このお話は、単なる夏の一夜の夢や、ファンタジーではない魅力を持っているのでしょう。
 そういうわけで、私はもっと、倉田悠子作品を読みたいです。星海社様、がんばってくださーい! それでは。

 

ご協力お願いします。


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