『粗食のすすめ お弁当レシピ』(幕内秀夫・東洋経済新報社)の感想
書籍『粗食のすすめ お弁当レシピ』(幕内秀夫・東洋経済新報社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
今回も、どうか、作者様がこの辺境(偏狭)ブログをサーチして、ご覧にならないことを望みます。無学の料理下手のくせに(だから、か?)、辛辣なことを書いておりますので、ファンの方も、お気をつけください。
何とか転職できまして、お弁当を持っていけたらいいなと、思ったのが、この本を手に取ったきっかけです。時短または簡単レシピと説明されていなかったから、内容は事前に予測しておくべきでした。これは、まったく私の落ち度で、反省しております。
粗食=簡単にできる料理ではないのです!
シンプルな素材と調味料を使用して、ていねいに調理された、おかずやご飯類ということだったのですね。
確かに、掲載されている写真を見ますと、どれもこれも、あっさりした感じの、おいしそうなものばかりで、食欲をそそります。
しかし、あえて申し上げますと、料理してみたい気分になれず、わずか30分で読了してしまいました。
そのわけは。
料理苦手な私にとっては、レシピがていねいすぎ! 専業の主婦もしくは主夫様が、早朝からがんばってつくるイメージが浮かびましたよ。洗濯をして朝ご飯を食べて、通勤電車に乗って働く身には、ハードルが高すぎです。
さらに、簡単汁物とおにぎりのレシピで、首をひねってしまいました。
塩気が強すぎませんか?
特に、汁物でしょうゆと塩を使うとは、くどすぎると思います。
おにぎりの塩も、ちと多いような? お酢を使うか、塩を控えて、梅干しを刻んだものを加えればいいのに。
レシピの動物性おかずは、魚ばかりです。苦手な方には、困るでしょうね。鶏胸肉とか、いい素材だと思うのですが。
おいしくてヘルシーな、オリーブオイルが使われていなかったような? どうして?
そういうわけで、お弁当は味が濃いめになるのがスタンダードとはいえ、もう少し工夫していただきたかったなという読後感でした。それでは。
ご協力お願いします。
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