『絢爛たるグランドセーヌ』13巻(Cuvie・秋田書店)の感想
コミック『絢爛たるグランドセーヌ』13巻(Cuvie・秋田書店)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
13巻のあらすじを紹介いたしますと、YAGP本選は、決勝に残ったのは、奏、翔子、ミリアムのみというシビアな結果に。さらに、奏はガレル先生、ニコルズ先生のアドバイスも受けて、決勝ではベストダイアナを踊れたのでした。奏のラッキーは、ガラ出演までいきますが、こちらはクタクタで思わしくない出来に。それでも、辛うじてデフィレのラストの方に参加できました。さて、決勝の結果は? 念願の年間スカラは大丈夫でしょうか?
惜しいところで、また次巻に続く、です。奏や翔子が決勝にいけるのは、私は何となく予想しておりましたが、まさか、絵麻や紫萱、クロエ、真帆も駄目だったとは。
あらすじでは省略しましたが、日本予選金賞だった絵麻が落選した理由について、栗栖先生は、推察とはいえ、くわしく説明してくれています。たぶん、当たっているのでしょうね。13巻では、その栗栖先生の言葉が、一番の名言だと、私は思います。書き記しましょう。
親御さんとあなたの気持ち次第 正しいメソッドでのレッスンを受けたいかどうかです
ミリアムは決勝進出しました さくらはミュンヘンで頑張っています
時間は有限ですよ 藤田さん
正しいメソッド、そして、時間は有限、つまり、たゆまぬ努力、最後に本人のやる気……。
バレエを問わず、あらゆる物事の上達は、これらに集約されますね。
心に、ビシバシ響いてくれます。
たぶん、私がこの漫画から目が離せないのは、表現の魅力と、バレエという、表面上は華やかでも、恐ろしく大変な労苦がともなう芸術と、それに賭ける(奏のように直接であったり、先生方の立場であったりと、いろいろ)人々の姿に魅せられるからです。
またまた、省略しましたけれども、暁人の、無表情による苦労と、英語のコミュニケーションの難しさには、私もその傾向があるだけに、気の毒に思いました。
ラスト近くで、紫萱は、奏に強くアプローチ!「一緒にロイヤルにいこう‼」と、熱弁します。今までにないキャラですな。
他に、ニコルズ先生の教え子、アメリカのエヴリン、ポルトガルのブレンダは、今後も奏と関わるのでしょうかね? 特に、エヴリンは、辛辣に批判するタイプですから、また波乱を起こしそう。
はぁ、早く生活に慣れて、14巻以降を購入して読みたいです(おーい)。それでは。
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