『毎日かあさん カニ母編』(西原理恵子・毎日新聞社)の感想
コミック『毎日かあさん カニ母編』(西原理恵子・毎日新聞社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。さらに、まさかとは思いますが、作者様や出版に関係された方、この作品と作者様のファンの方は、読まれないことをお願いいたします。
なぜなら、私はこの作者様の唯一、かもしれない、アンチファンだからです。
ゆえに、必要以上に辛辣な表現になるでしょうが、ご了承ください。
「アンチファンなら、どうして、この本を持っているの?」ですか?
夫の所有物で、居間に置いてあったから、手に取ったのです。
ふだんなら、読まないところを、ちょいと学術的な本を読んでいて、疲れていたのですよ。
それで、読みました。読み終えました。
大後悔。
ああ、やっぱり、不満しか残りませぬ!
簡単にあらすじを申しますと、漫画家である作者様の日常エッセイですね。幼稚園児の男の子と、2歳になるその妹というお子様達と、カメラマンで酒乱気味で感情の起伏の激しい、カメラマンの夫という家族を中心に、おもしろおかしいご近所の方々、作者様の身内、幼稚園の出来事などが描かれているわけですが、今回は、離婚という、なかなかハードな展開がありました。
はい、大半のエピソードはおもしろいし、中には感動ものもありますよ。作者様って、記憶力がいいなあと、うらやましく思います。
けれども、私が知りたいのは、大きなお世話でしょうが、夫氏との離婚の経緯なのです。
私はアルコール不耐症ゆえ、酔っぱらった人の外見上の様子しか知らないのですが、かなり風変わりな夫氏のどこを、作者様は気に入ったのか?
何をどうなって(やはり、子供達に対する悪影響を懸念してか?)、離婚を決意し、実行したのか?
そのことに対して、夫氏は不満を表明したり、抵抗たりしなかったのか?
そういうことが、まったく触れられておりませぬ!
正直、あるいは率直というのは、他人にも、自分に対しても、であって、他人はどうこうツッコミを入れてくるくせに、作者様は実に、自分に対して甘い!
自分に恥ずかしいこと、都合の悪いことは、とことん隠してくれますね。
やたらと子供達や夫氏に怒っておりますが、自分がその人達よりも、上だとでも思っているのでしょうか?
加えて、相変わらず、手書き文字が読みにくい!
やっぱり、私はこの作者様の作品は、受けつけられないようです。
漫画好きの友人、知人、家族、私に西原理恵子作品を勧めないでくださいね。二度と読みませんから。それでは。
ご協力お願いします。
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