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2021年12月30日 (木)

『毎日かあさん カニ母編』(西原理恵子・毎日新聞社)の感想

 コミック『毎日かあさん カニ母編』(西原理恵子・毎日新聞社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。さらに、まさかとは思いますが、作者様や出版に関係された方、この作品と作者様のファンの方は、読まれないことをお願いいたします。
 なぜなら、私はこの作者様の唯一、かもしれない、アンチファンだからです。
 ゆえに、必要以上に辛辣な表現になるでしょうが、ご了承ください。

「アンチファンなら、どうして、この本を持っているの?」ですか?
 夫の所有物で、居間に置いてあったから、手に取ったのです。
 ふだんなら、読まないところを、ちょいと学術的な本を読んでいて、疲れていたのですよ。
 それで、読みました。読み終えました。
 大後悔。
 ああ、やっぱり、不満しか残りませぬ!

 簡単にあらすじを申しますと、漫画家である作者様の日常エッセイですね。幼稚園児の男の子と、2歳になるその妹というお子様達と、カメラマンで酒乱気味で感情の起伏の激しい、カメラマンの夫という家族を中心に、おもしろおかしいご近所の方々、作者様の身内、幼稚園の出来事などが描かれているわけですが、今回は、離婚という、なかなかハードな展開がありました。
 はい、大半のエピソードはおもしろいし、中には感動ものもありますよ。作者様って、記憶力がいいなあと、うらやましく思います。
 けれども、私が知りたいのは、大きなお世話でしょうが、夫氏との離婚の経緯なのです。
 私はアルコール不耐症ゆえ、酔っぱらった人の外見上の様子しか知らないのですが、かなり風変わりな夫氏のどこを、作者様は気に入ったのか? 
 何をどうなって(やはり、子供達に対する悪影響を懸念してか?)、離婚を決意し、実行したのか?
 そのことに対して、夫氏は不満を表明したり、抵抗たりしなかったのか?
 そういうことが、まったく触れられておりませぬ!
 正直、あるいは率直というのは、他人にも、自分に対しても、であって、他人はどうこうツッコミを入れてくるくせに、作者様は実に、自分に対して甘い!
 自分に恥ずかしいこと、都合の悪いことは、とことん隠してくれますね。
 やたらと子供達や夫氏に怒っておりますが、自分がその人達よりも、上だとでも思っているのでしょうか?
 加えて、相変わらず、手書き文字が読みにくい!
 やっぱり、私はこの作者様の作品は、受けつけられないようです。
 漫画好きの友人、知人、家族、私に西原理恵子作品を勧めないでくださいね。二度と読みませんから。それでは。
 

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