『水子霊の呪縛』(小林薫・監修 斎・ぶんか社)の感想
コミック『水子霊の呪縛』(小林薫・監修 斎・ぶんか社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
「強制除霊師・斎」シリーズの第11冊目です。収録作品は5作と、書き下ろし番外編。
身の毛もよだつような、怖いお話はあまりなく、不思議で神秘的な感じがしました。
斎さん自身の、切ない話も、まあニュアンスは薄目だったような? もっとも、そうでなければ、悲しすぎますが。
それでは、簡単に感想を。
「北の龍神幻想」、あの有名な湖には、やはり龍神がいたのですか。それよりも、私は斎さんの霊的アシスタントの、眷属の姿恰好や出自が気になります。
「真逆の家」、パワースポットも、度が過ぎれば、心身が疲れてしまう、と? でも、やっぱり、うらやましい、俗人の私でした。
「ファイト」、霊感のある友人を思い出します。見えない私としては、見える人を、いいなと思うのですが、興味深く話を聞く段階でとどめておくべきでしょうね。霊的能力を役立てようとする人は、大変です。偉いです。私のような、見えない人間は、迷惑にならないよう、心霊スポットに行かないよう、心がけますわ。
「水子霊の呪縛」、表紙絵もタイトルも(帯カバーのセリフも)、なかなかショッキングですが、考えてみれば、当たり前かも? ただ、不安になったり、罪悪感に苦しんだりしている人を、金づるにする、自称霊能者は、いなくなってほしいです。やはり、メインのお話だけのことはありますね。
「はやらない店」、依頼者のカンも鋭いですが、お稲荷様のパワーは、すごいですね。正しく祀ることが、本当に大事。また、お参りに行きたくなりました。それでは。
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