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2022年2月23日 (水)

『増補版 強運をつくる干支の知恵』(北尾吉孝・致知出版社)の感想

 書籍『増補版 強運をつくる干支の知恵』(北尾吉孝・致知出版社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますが、この本を購入しないと、使えませんので、ご注意ください。

 こちらは、2014年12月に刊行された同名タイトルの作品を、加筆して増補版としたそうです。
 内容は、タイトルのとおりで、個人の運命というよりは、日本と世界の政財界の動きを予知し、役立てようというものです。
 私の運勢がどんなによくても、日本が非常事態では、幸せになれるわけがありませぬ。
 そういうわけで、社会の運命を事前に知ることのできる方法はないかと、私はいつも探しており、この本に出会ったわけです。

 作者様は、SBIホールディングス代表取締役社長で、ご立派な経歴の持ち主です。
 私の感想としては、非常に興味深いし、干支学及び易学が、中国由来のすぐれた運勢判断方法であることは、よくわかりました。
 事実、2002年から2019年まで、作者様が年頭の訓示のような感じで、干支学から読んで、どのような年になるか、会社としては、どのように動いていくべきかをお話しされていますが、よく的中していると思います。
 ただ、このお話部分が大変ページ数が多くて、本書の半分もあるのですよ。
 肝心な干支学の活用のコツは、そのお話部分から探していくしかありませんし、陰陽五行や年回りなども考慮に入れなければならないのですから、作者様のようにうまくできませぬ。
 残念ながら、大まかなところしか、わからないですね。
 それでも、作者様がよく挙げられていた、安岡正篤という方には注目できました。他にも、機会があれば、作者様の本を読んでみたいと思います。それでは。

ご協力お願いします。

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