『淫獣の森』(笠間しろう・ソフトマジック)の感想
コミック『淫獣の森』(笠間しろう・ソフトマジック)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
発行は2000年4月で、収録されている作品が掲載された雑誌は、「漫画大悦楽号」(笹倉出版社)、「劇画ジャンプ」(サン出版)のいずれかで、1988~1991年の内に発表されたもの。
だから、この本の発行もそうですが、掲載された時期も、かなり以前なのですが、私は楽しめましたね。
特に、ポッチャリ、ムチムチ体形の女性好きの方、女体はお尻が大好きだという方にお勧めいたします。
逆に、スリム、ロリータがタイプの方、お尻は大嫌いな方は避けられた方がいいかと思います。
収録されている作品は、次のとおり。
第1話 「色事師・ハメ殺しの竜」シリーズ
第一章 痴牙らみ溺れ
第二章 若妻肉つぼ落とし
第三章 蹂躙される女肉
第四章 淫らに狂う闇の衾
最終章 果てしない姦楽
第2話 甘露の森
第3話 淫獣の森
第4話 淫霊肉供養
第5話 乱れ咲き華夫人
第6話 虜淫の生贄
第7話 淫狼の舌
本来なら、あらすじを説明するところですが、タイトルでほぼ言い尽くされているかと思います。
第1話の「色事師・ハメ殺しの竜」シリーズが、もちろん一番長いお話で、美人姉妹が、竜という男に陥落させられ、政財界の大物の老人にそろって仕えるようになる、というもの。大半がセックスシーンという、まさにエロ劇画の王道ですね。
他に、私がお気に入りなのは、和服姿の未亡人が自分を慰めているうちに、寺男、街中の軽薄な青年、和尚と、次々に引き寄せてしまう「淫霊肉供養」、真面目な若いルームメイドが、父親と息子からそろって調教を受けて堕ちていく「虜淫の生贄」です。
通常、男性向けエロ劇画は、私という女性の目からすると、どうにも苛々して不愉快なのですが、「強烈な快感に抵抗できず、流されてしまう」ヒロインが大半のせいか、すらすら読めました。
それにしても、『スーパーレディ魔子』のタッチや雰囲気とは、まるっきり違っています。もちろん、いい意味で!
やはり、この作者様の画力は、すばらしいですね。
スクリーントーンをあまり使わず(巻末にメイキング秘話的インタビューが掲載されています)、一コマ一コマ、みっちり細かく描いていらyっさいます。
何よりも(しつこくて、ごめんなさい)、ムチムチ、プリプリのお尻のエロさ、美しさは必見の価値ありです。
ナチュラルにふくよかで、垂れていない、これぞ熟尻というものでしょうか。
私は今まで、桃尻派だったのですが、こういう、やわらかそうで艶めかしい、熟尻も、充分に魅力的ですね。
また機会があったら、この作者様のエロ劇画を読んでみたいと思います。それでは。
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