『孤独のグルメ』文庫版・新装版(原作:久住昌之 作画:谷口ジロー 扶桑社)の感想(追記)
漫画『孤独のグルメ』文庫版・新装版(原作:久住昌之 作画:谷口ジロー 扶桑社)の感想の追記です。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
ところで、こちらは文庫も新装版も、1巻という表記がありませんが、最新版はちゃんと、印字されていると思います。
いつもの私なら、文末に、「おもしろかったので、2巻も買いますよ」と、述べているところなのですが。
実は、同じ原作者様の『花のズボラ飯』(『孤独のグルメ』の女性バージョンというより、自宅料理のお話ですね)で、1巻(これもまた、無印)は文句なしにおもしろかったのですが、2巻は、よくあるグルメ漫画になってしまい、拍子抜けしたことがあります。
『孤独のグルメ』もそうなるのではないかと、危ぶんでいるので、しばらく、1巻を読みまくって、充分に堪能してから、2巻の購入するかどうか、決めようと思っているわけです。
もう一つ、インパクトがあった表現は、井之頭はなかなか大食家なのですが、おいしすぎて食べ過ぎてしまい、むしろ苦しそう、という表情が、「私も、そういうことある!」という意味で、非常に良かったです。グルメ漫画で満腹した際の描写は少なくないですが、「満足した」「苦しい」「眠たい」という微妙な感情の変化をきっちり描き分けられていて、作画担当様の卓越した画力を、改めて感じている次第です。
はい、読めば読むほど、この漫画はいい、おもしろいです。もしかしたら、私的2022年度おもしろい漫画ベストテン入りを果たすかもしれません。それでは。
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