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2022年7月に作成された記事

2022年7月18日 (月)

『新九郎、奔る!』4,5巻(ゆうきまさみ・小学館)の感想

 コミック『新九郎、奔る!』4,5巻(ゆうきまさみ・小学館)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 まず、4巻のあらすじとしては、新九郎が、父の名代として、家臣を引き連れ、領地である荏原に赴任します。そして、台帳を調べたり、領内を回ったりしますが、父方の伯父、珠厳と、従兄弟にあたる盛頼に目をつけられてしまいます。そうこうするうちに、新九郎は、那須家の麗人としりあうのでした。
 5巻は、表紙の絵のとおり、「人生の落馬編」。ついに、新九郎暗殺を実行せんとする、珠厳。この窮地を救ったのは、意外な人物で、逆に珠厳が政所から追い落とされてしまいます。安堵する間もなく、今度は、京から将軍、義政追い落としの陰謀に失敗した、伯父の貞親と父の盛定は出家して無官に。上京してきた新九郎に家督は相続されましたが、こちらも無官のまま。一応の決着がついて、領主となって荏原に戻って来た新九郎ですが、今度は伊勢掃部助家と那須家が、境界争いを始めた?
 と、一難去ってまた一難というところで、終わりました。うーむ(ジタバタと、足踏み)。






 

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2022年7月17日 (日)

『フーテン』(永島慎二・ちくま文庫)の感想

 コミック『フーテン』(永島慎二・ちくま文庫)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 電子辞書で調べたところ、タイトルのフーテンとは、本来の意味ではなく、1960年代後半に、新宿方面でたむろしていた若い人々のことだそうです。
 主人公というか、狂言回し的立場の人物は、児童漫画家の長暇貧治、通称ダンさん。要するに、作者様本人ですね。
 その長暇氏は、漫画のネタに詰まったり、あるいは、単にムシャクシャしていたりと、何かと口実をつけては、新宿へ行き、集まっている、顔見知り、または初対面の若い人々と交流し、彼ら彼女らの生き方や悩みに触れ、という物語です。
「第一部 春の章」「第二部 夏の章」「第三部 秋の章」と、分かれていますが、どの短編から読んでも、混乱することはないでしょう。
 描かれているのは、世間や自分に絶望していないし、無気力でもない。何かの情熱と、幸せになりたい、恋がしたいといった熱望を持ちながらも、どのようにしてよいか、何を始めればよいか、自分自身を持て余したまま、酒や薬を飲んで、仲間と話したり、あるいは、ただ肩を寄せ合っていたり……といった流れが大半であるように思われます。
 成功体験は、ほぼありません。かといって、身も心もボロボロになって、一人、去っていくというような、救いのない筋でもなく、挫折、焦り、情熱が空回りしている結果ゆえの徒労感といった、当時の若者達の気持ち、雰囲気がよく描かれていると、私は思います。
 恐らく、若者の内面をここまでリアルに表現している作品は、この作者様にしか描かれていないのではないでしょうか。

 

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2022年7月10日 (日)

『B’z LIVE-GYM2022 ーHighway X』(大阪城ホール)一日目の感想

『B’z LIVE-GYM2022 ーHighway X』(大阪城ホール)一日目の感想を申します。セットリスト他、演出等のネタバレが含まれていることに加え、私は末席のB’zファンで、CDや配信も全部カバーしていない不勉強なものなので、間違いもあるかもしれません。
 松本さんに敬意を払っておりますが、稲葉さん寄りのファンです。
 ごめんなさい。
 その場合は訂正いたしますので、コメントにてお知らせください。
 しかしながら、悪意ある批判には、ブロックと削除いたします。

 最後のLIVE-GYMを見に行ったのは、いつだった? というくらい、間が開いてしまいました。もちろん、コロナのせいですが、「毎年、行って当たり前」だったのが、「行けないのが当たり前」に変わったという、恐ろしい現状でしたね。
 だから、私はこのLIVE-GYMが、とても楽しみな反面、以前のような気分になれるか、満喫できるかと、不安もありました。
 加えて、稲葉さんのルックスの変化を間近で見て、戸惑うことはないだろうか、とも考えていました。
 とんでもない猛暑や熱中症もそうですが、コロナも終わっていませんし。
 また、私自身、仕事、ライフスタイルの変化があり、体力がアップしているから、これはプラスになるのだろうか? と、様々に考えながらの参加でした。
 私が到着したのは、15時40分。
 開演は、恐らく、17時5~10分頃で、終わったのは、およそ2時間後。
 規制退場で、ホールから出るのは遅くなりましたが、結果は。


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