『となりの怪異談 身近なゾッとする話』(小林薫・ぶんか社)の感想
コミック『となりの怪異談 身近なゾッとする話』(小林薫・ぶんか社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
この本、私は先月に読了していたのですが、なぜこんなに感想アップが遅くなったかといいますと。
夜に、あらためて目を通すのが怖いから! です。
怖いもの好きで、耐性のあるはずの私がこうですから、苦手な方はご注意ください。
まあ、表紙からして、かなり……ですから。
あらすじというか、中味を説明いたしますと、様々な場所、年齢、職業の方々(たぶん雑誌の投稿者?)による、怖い体験談を漫画化されたものです。
ほぼ2ページと、シンプルかつ簡潔にまとめられていますから、どこから読んでもおもしろく、しかも総数が90を越えているという、充実した内容です。
その怖い体験の分類は、心霊的なものが大半ですが、中には不可解? なものもあり、お笑いオチさえも。
(語りだけでなく、オチもあるのですよ)
ただ……霊能者さんが現われもせず、後味の悪いエンドになることも。
そのようなたくさんの中でも、私が印象に残ったお話を取り上げさせてもらいますと、次のとおり。
「ドッペルゲンガー」、何と珍しく同じ投稿者による3つのお話です。しかも、おどろおどろしいものはないのに、友人や職場の人が見た→自分が目撃したという、不可解な恐怖が倍増していくところが、強烈です。
「助手席の女の子」、男性ドライバーが、お気の毒です。お祓いも駄目なら、どうしたらいいのでしょうか。
「SNS」、心霊系は避けることができるでしょうが、変質的な生霊系は、なかなか難しい。ネット人格にも、よるのかなあ。私も注意しないといけないと、感じさせられました。
「モジモジ君」、すでにタイトルからして……。見聞きした私達は吹き出しそうですが、体験者=投稿者様は、動転されたでしょうね。
また、続編の本が出版されているそうです。私は読んでみようかと。お勧めいたします。それでは。
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