『稲葉浩志作品集 シアン』(KADOKAWA)の感想
書籍『稲葉浩志作品集 シアン』(KADOKAWA)の感想を申します。ネタバレが含まれている上に、私はB'zファンのくせに購入するアルバムを選ぶような、いけない&無知なタイプですので、内容にも間違いがあるかもしれません。もし見つかったら、コメントにてご指摘をお願いいたします。ただし、誹謗中傷はご遠慮ください。
私の手元にあるのは、普及版の方です。予約限定の方ではありません。きっと、そちらの方が、内容的に充実していると、予想しています。だから、私の感想は、「稲葉さん、かっこいい!」と、称賛する、一ファンによるになりますけれども。
一言で申し上げますと、買ってよかった! 満足しております。今後、LIVE-GYMに参戦するのが、楽しみでなりませぬ。
本の中味は、「SINGLE&SOLO SELECTION」のサブタイトル? のとおり、B'zシングルと稲葉さんソロアルバムの作詞集です。
構造としては、次のとおり。
〇14ページまで現代の稲葉さんのフルカラー写真
〇シアンの説明
〇作詞ノート写真その1 SINGLE SELECTION
〇WORD ANALYSIS Selection 01(インタビュー)
〇1980年代の作品と写真
〇1990年代の作品と写真
〇2000~2009年代の作品と写真
〇WORD ANALYSIS Selection 02(インタビュー)
〇2010~2019年代の作品と写真
〇作詞ノート写真その2 SOLO SELECTION
〇2020年代の作品、「BANTAM」の直筆コピーと写真
〇稲葉さんプロフィールと奥付
まず、いただけない点としては、掲載された歌詞は、きっと正しく年代順に挙げられておられるのでしょうが、目次に掲載されていません。
つまり、「MY LONELY TOWN ……162」と、印字されていたら、歌詞を調べたり、思い出したりするのに、とても便利だと思うのですけどね。
B'z初心者ファンの方ならば、①ネットで曲名と発表年月日を探す→②この本を開いて見るという、手間がかかってしまいますね。
それから、インタビューが2部構成になっていて、初めがデビュー間もない頃から2000年代、2枚目のソロアルバムについて、2番目では社会情勢と歌詞、今後ついて、語っておられますが、稲葉さんの刺激的なプライベートのお話はありませぬ。
インタビュアー様も気をつかっておられるのか、あたりさわりのない、歌詞にこめられた意味などについて質問されていましたね。
しかし、この本でチャレンジャーだなと思う部分は、歌詞ノート公開です! よくぞ、このような内面的かつ、作詞の奥義的なものを載せたものです。度胸があるなあと、私は思いました。
肉筆だから、失礼ながら、読み辛い部分はあります。が、あれもこれもと、試行錯誤しながら作詞されたことは、充分に伝わってきました。心なしか、後半のSOLOの方が、書き込みを多くされていたような。作詞家を目指す方の参考になるかどうかは不明ですが、パワフルな歌であっても、稲葉さんなりの創意工夫、努力が伝わってきましたよ。
もう一つ、うれしい予想外は、充実した内容の写真です。稲葉さんの写真集といってもいいのではないかと思えるほど、ベストセレクトです。ライブのものが多いのですが、楽屋や私室っぽいものもあって、特に166、167ページの写真などは、私、精神的鼻血が(自主規制)。
インタビューは、後半がいっそうおもしろかったです。より高みへ昇ろうとする、稲葉さんの心意気を感じました。
B'zのLIVE-GYMに参戦される方に、お勧めいたします。今度は、松本さんとの対談本を期待しております。それでは。
ご協力お願いします。
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