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2023年9月に作成された記事

2023年9月25日 (月)

『文学フリマ大阪11』一般参加の感想

 9月10日(日)に開催された、文学フリマ大阪11に一般参加した際の感想を申します。
 実は、私、こちらは初参加でしたので、無知や思いこみの部分があると思います。主催者様やサークル様を批判するつもりは、まったくありませんが、はなはだしい間違いを発見された方は、お手数をおかけして恐縮ですけれども、どうぞコメントにてお知らせください。

 まず、感想といいながら、非常に遅れてしまって、申しわけありません。
 当日購入した本を、すべて読んでしまいたかったのと、プライベートでトラブルがあって、ゴタゴタしていたからです。

 文学フリマについては、名前は知っていたのですが、一般参加すら、今まで都合がつきませんでした。
 当日、ネットで事前情報を調べるのを避けて、まっさらな頭の状態で、会場であるOMMビルに到着して、まず驚いたのは。
 その盛況ぶりです。
 文章系サークルは、一応に地味で、プロの方や大手様でなければ、列ができることなど、あり得ないと思っていたのですが、人気のある方のところは身動きし辛いほどの混雑ぶりでした。
 サークル様や作家様情報さえ集めなかった私は、会場より先に見本誌置き場へ行ったのですけれども、こちらも大勢の方が熱心に読んでおられました。
 私の購入したい本は、ノンフィクション系の旅行記、日常日記、レシピなどのお役立ちタイプ、業界暴露ものでした。
 それこそ、よい意味で素人らしい、ドロドロの、えげつない内容の本、たとえば、「医療機関の闇」「元夫から慰謝料を100パーセント奪うコツ」といったものを期待していたのですが、私の探し方が下手だったのか、そういうタイプのものは見つかりませんでした。
 それで、旅行記、地方ガイド、日記を購入して読ませていただきました。
 見本誌置き場からサークルスペースへ行った際、私はまたまた、衝撃を受けましたね。

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2023年9月24日 (日)

『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARES-』ヤンマースタジアム長居 2日目の感想

 9月23日に開催された、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARES-』ヤンマースタジアム長居 2日目の感想を申します。セトリや演出バレに加えて、私は昨夜、疲れて寝落ちしてしまったため、記憶力があいまいな上、曲をど忘れする、ファンの風上に置けないどころか、末席の末席の末端にかろうじて居る者です。何とぞ、完全に信頼されませず、参考程度にされますように。さらに、明らかな間違いがあった場合は、コメントにてご指摘いただけますよう、よろしくお願いいたします。

 それでは、なぜ私は、「B'z LIVE-GYMは良かった! 相変わらず、私はノリまくりましたよ」とか、こちらやTwitterに載せる程度にしなかったのか、その理由は。
 B'z LIVE-GYMの感動を、もう一度、文章で表現してみたいからです。そうやって、翌日、数日後、一週間後、一~数か月後にも読み直して、何度も思い起こすためです。
 自己満足と、笑ってやってください。

 コロナがあり、私的事情にモヤモヤがありと、毎年、LIVE-GYMの前には、何か胸に重いものを抱えて参加しておりますが、今回もそうでした。
 アリーナS席、右側が通路という座席にいたのですが、スタッフの方から、「通路にはみ出さないでください」と、注意を受けたのは、昨夜が初めて。しかも、2曲か3曲目かの最中で、耳元で言われて、とても驚いてしまいましたよ。通路沿いの席の方は、気をつかわなくてすみますけれども、羽目をはずしすぎないよう、注意してくださいませ。
 さて、LIVE-GYM全体の印象としては、私の体の奥底から、ドキワク、ズキューンとする、あのいってしまう感じは、ありませんでした。
 その代わり、エロいというか、過激っぽい歌詞の割に、全体的に、「ほのぼの~」というか、ほんわりした感じ。
 スタジアムそばで、まるで食フェスみたいなフードやカフェのエリアがあったためでしょうね。
(私も、ケバブとカレーをいただきました。キャッシュレス決済だから、現金派の私は焦りましたね)
「撮影」もされていたそうですし。何よりも。
 当日が、稲葉さんの誕生日でしたから!
 そういう演出も、含まれていました!

 私の席の位置はステージに向かってやや左側、電光掲示板はよく見えまンバー達は肉眼では、ほぼ見えないという、微妙なところでした。周囲はまた、男性占有率が高く、皆様かなりノリまくって、飛び跳ねている方もいましたね。
 そういうわけで、私も周囲につられて、マスクをしつつも(医療関係者ですから)、無意識のうちに声を張り上げて歌っておりました。
 LIVE-GYM定番曲と、割となつかしい曲が間にありましたので、「なつかしい」、しかし、B'zはさらなる進化、深化を遂げる!」という感じでした。
 何と言っても、今年は、B'z35周年なのですから!











 

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2023年9月16日 (土)

『戸川純エッセー集 ピーポー&メ-』(ele-king books (株)Pヴァイン)の感想

 書籍『戸川純エッセー集 ピーポー&メ-』(ele-king books (株)Pヴァイン)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 私は自分でも満足できるような感想文をかけておりませんが、今回は今までにまして、ごく単純なことしか記せませぬ。申しわけありません。
 それというのも、私自身、芸能界に極めてうといのと、ミュージック関係はさらに無知であるからです。
 この本は、『戸川純エッセー集』と銘打たれておられますが、作者様に縁の深く、強いインパクトを与えた人々を紹介した内容です。
 あとがきによれば、「連載がエレキングで始まった当初、人選に割と細かいコンセプトを立てた。基本ミュージシャンであり、パンクな人で、わたしと会ったことがあり、エピソードもあり、なんといっても直接的でも間接的でもわたしをゲラゲラ笑わせてくれた人、わたしの好きな人。そして良い意味でわたしの価値観を壊してくれたか、もともとのわたしの価値観を再確認させてくれた人。そして、今尚、現役で活動している人。」という人選だったそうですが、連載が進むにつれて、変更点が増え、蜷川幸雄さん、遠藤賢司さんが亡くなり、ショックも受けたそうです。
 さらに、岡本太郎生誕百年記念オファーされたり、特別収録されたりしたものもあって、作者様には不本意だったかもしれませんが、読者の私にとっては、極端から極端へ移る、いいカオス具合の内容でした。

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2023年9月 9日 (土)

『黒い文学館』(生田耕作・中公文庫)の感想

『黒い文学館』(生田耕作・中公文庫)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 巻末の説明によると、こちらの本は文庫化するにあたって、底本に『生田耕作評論集成1・2・3』(奢灞都館 1991~3年)所収の改訂稿を使用し、『るさんちまん』(人文書院 1975年)よりマンディアルグ関連の原稿を追加収録したものだそうです。
 だから、これらの本をすべて持っておられる方には、内容がダブっていて、物足りないかもしれません。
 ジャンル的には、評論なのでしょうが、エッセイ的なものもありましたね。
 私的には、まあまあ読みやすかったです。
 内容は、次のとおり。

 Ⅰ 黒い文学館
 Ⅱ 新と旧
 Ⅲ 人と作品
 Ⅳ 光と影
 Ⅴ 書物のある日々


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2023年9月 3日 (日)

『新九郎、奔る!』13巻(ゆうきまさみ・小学館)の感想

 コミック『新九郎、奔る!』13巻(ゆうきまさみ・小学館)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 前将軍の庶兄である、堀越公方こと足利政知に、双生児が誕生しました。そのうちの一人が、茶々丸と名付けられました!
 これで、1巻の冒頭の伏線が明かされましたね。
 ここで、このお話の折り返し点になるのでしょうか?

 あらすじとしましては、上記のとおり、足利政知に双生児の世継ぎが誕生したわけです。
 新九郎の方は、家の借金返済のため、超節約暮らしをしていましたが、家来に多額の負債を打ち明けられ、ついに、分一徳政を申請します。
 この分一徳政とは、借銭の五分の一を幕府に納めて申請し、認められれば、借金がすべて帳消しになるという仕組みです。結果的に、伊勢家の借金は、きれいになくなりました。
 さらに、新九郎は、細川政元に呼び出されて、足利政知が今の地位を降りさせた上で、幕府は、古河公方こと足利成氏と和睦が可能かと、質問されます。言葉を濁す新九郎でしたが、前将軍の義政らが動いて、上杉顕定に伊豆国を返上させて政知に割譲し、代わりに公方の地位をあきらめさせ、ついに成氏との和睦が成立しました(都鄙〈とひ〉和睦)。
 伊勢家内では、新九郎の姪にあたる、かめの遊び相手として、あの甘い物好きののんびり屋、小笠原政清の娘、ぬいが選ばれます。
 将軍家で、現将軍の義尚が妻である日野家の姫を追い出し、またもや髻を切り、母の日野富子と不仲になって、伊勢家に居場所を移しました。
 そんなゴタゴタがある一方、ようやく、新九郎は申次という役職を得ます。慣れない仕事に右往左往しますが、念願の結婚話がやって来た、のかな?

 

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