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2024年3月20日 (水)

『当て馬キャラのくせして、スパダリ王子に寵愛されています。』(結城アオ・彗星社)の感想

 コミック『当て馬キャラのくせして、スパダリ王子に寵愛されています。』(結城アオ・彗星社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 巻数の表示がありませんが、こちらは事実上1巻で、確か、2巻も発売されていたかと、思います。
 この本を選んだきっかけは、行きつけのスポーツクラブ近くの本屋さんに置いていたからです。まあ、スマホの広告に時々上がっていましたから、気になっておりました。
 ずっと、プライベートで辛いことがあったので、三角関係ものは、しばらくお休みして、王道っぽい恋愛(ボーイズラブですが)を読みたくなったのが、きっかけです。
 予想したよりも、楽しめました。

 あらすじとしては、今流行の、異世界転生もの。日本人らしい、出版社の営業担当の青年が、事故で転生した先が、何と、推していた小説「銀の王子と聖なる花嫁」の舞台。スパダリな銀の王子、アレク・レイ・ガルシアムに、ヒロインのリリィ・フィリップスと、まばゆい世界ながらも、彼自身は、リリィの幼なじみで、断罪されて国外追放される運命の、当て馬キャラ、ロニール・グラヴィス。
 アレクとリリィに関わるまいと、逃げ回るロニールですが、なぜか、同席になったり、魔法動物から助けてもらったりと、アレクと一緒になってしまいます。
 王室舞踏会の日、ロニールは酔っ払ったリリィを介抱していたところ、アレクに見つかって、詰問されます。咄嗟に、ロニールは避けようとして、惚れ薬を投げてしまい、それが当たったアレクは、君が好きだと、告白し、以前にもまして、積極的に(エロく!)せまるようになりました。
 アレクのスパダリぶりに、あこがれる一方、断罪はされたくないロニールは、懸命に策を練るのですが、なぜか空回り。しかも、アレクかリリィをねらう、正体不明の下手人か組織がいるらしく、アレクは命の危機にさらされます。必死になったロニールは、初めて? 不思議な魔法を発動させ、アレクを救いますが、それは伝説の「聖なる花嫁」の力らしく?

 まず、注意していただきたい点は、ボーイズラブのお話ですから、苦手な方は注意してください。
 それから、表紙イラストは甘々ですが、アレクとロニールは、大胆なエッチを行なっています。しかし、最後までやっていませんけれども、作者様の手腕によるのでしょうが、かなりエロいです。擬音語も、体勢や言葉のあおり方(言葉責め?)、感じている表情なども。
 紳士的ながらも、グイグイせまって、最終段階まで持ち込もうとするアレクに対して、ロニールは、ドギマギ、タジタジ、という感じで、女の子っぽいとも言えましょう。でも、ちゃんと拒絶もしますし、泣きっぱなしでなく、根性もあるところが、私は気に入っております。
 敵の正体は、ここでは不明のままですが、意外と、リリィの身近にいる、あの妙にイケメンな執事? でしょうか?
 主人公が転生前のロニールも、影のある人物で、私は正直、あちらの方が好みですので(おいおい)、新たな展開が楽しみです。
 たくさんの可能性とワクワク要素がありますゆえ、お勧めいたします。早く、2巻を買っておきますわ。それでは。

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