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2024年7月 4日 (木)

『只者』(稲葉浩志)の感想

 CD『只者』(稲葉浩志)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
 
 今回は、稲葉さんソロのCDです。収録されている曲は、次のとおり。

 1.   ブラックホール
 2.   Strarchaser
 3.   Stray Hearts
 4.   我が魂の羅針
 5.     VIVA!
   6.     NOW
   7.    空夢
 8.   Chateau Blanc
   9.     シャッター
 10. BANTAM
 11. 気分は  I  am  All  Yours
 12. cocoa

 それでは、簡単に各曲の感想をお伝えいたします。
 1.   ブラックホール
 哲学みたいに感じる歌です。歌詞ブックの、雰囲気がある瞳は、稲葉さん自身なのでしょうか? ラストのドラムに、迫力があります。
 2.   Strarchaser
 リフレインのフレーズ、「僕はまた星追う者のひとり」が、かっこいいです! ポジティブで、自分を激励しているように思えました。
 3.   Stray Hearts
 リズムは軽快なのに、歌詞はシビア。切ないです。そのアンバランスさが、魅力ともいえるでしょう。原作漫画を、少し試し読みしたことがあります。合っていると、思います。
 4.   我が魂の羅針
 失恋なのか、得恋なのか、謎めいた内容です。でも、恋の喜びや痛みを超えた聖なる存在=彼女と、その思い出をたたえているように、私は感じられました。恐れ多くてすみませんが、この歌をテーマに何かを書いてみたくなりました。そのように思わせるほど、切々として、いい歌です。


 

 5.     VIVA!
 退屈っぽい日常→でも、VIVA!→楽しい、楽しめるという風変わりな構造の曲? おもしろいです。
   6.     NOW
 何というか、すごい。始まりはクールなのに、リフレインは重厚なロック調。ハードボイルド・ロックというものがあるとすれば、この曲でしょう。
   7.    空夢
 幸せな夢を見た後、容赦ない現実とのギャップに打ちのめされる。似たような体験をしましたので、私は身につまされ、泣きそうになりました。でも、いやではありませぬ。これが人生という気がします。
 8.   Chateau Blanc
 現実逃避でなく、自分の夢や真の愛へ「ダイヴ」。軽快なリズムなのに、心に余韻が残ります。あのB'zの名曲と、聞き比べてみたくなりました。
   9.     シャッター 
  写真にまつわる思い。未来への期待と不安、友人や家族への感謝などを歌っているというべきでしょうか。秘めやかに、熱い歌です。
 10. BANTAM
 身も心もスリムっぽくて、思うようにならないけれども、がんばる、立ち向かう、という感じがしました。ポジティブな歌です。
 11. 気分は  I  am  All  Yours
 恋のとりこになった男性のモノローグ、かな? 抱擁、朦朧、膨張と、などの言葉が韻を踏んでいて、いい表現だなと、思いました。
 12. cocoa
 ため息交じりに、ココアで手と心を温めながら、思いにふけっている。そんな愛すべき人の表情、心の声が間近で感じられます。

 全体的に、BGMとしてでなく、お気に入りの飲み物を味わいながら、歌詞やリズムを愉しむ、イメージするといった楽しみ方がいいかと、私は思いました。何だか、詩集や小説の朗読テープを聞いているような気分でしたね。ああ、これが稲葉さんの心の声なのだと、しみじみ考えもしました。お勧めいたします。それでは。

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