『信長の忍び』19巻(重野なおき・白泉社)の感想
四コマ漫画『信長の忍び』19巻(重野なおき・白泉社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
もう19巻! なのですが、安定のおもしろさでした。何度も繰り返しているでしょうが、やっぱりすごい、すばらしい。
あらすじとしては、戦国大名(織田信雄)VS忍びという、前代未聞の合戦、天正伊賀の乱が開戦されます。織田軍にも、柘植保重という、勇敢で忠実な重臣がおりましたが、11人の精鋭忍び達に苦戦した挙句、柘植は討死して敗退。千鳥さえも負傷します。
次に、荒木村重が脱出した有岡城が落ち、黒田官兵衛は助けられました。けれども、荒木側の妻のだし他の家族、城兵、下人らが、信長によって無惨に処刑されます。
さらに、10年間も敵対し続けてきた本願寺が、ついに降伏。ただし、息子の教如は頑強に反対していたため、顕如は彼を義絶しました。
四か月後、教如がやむなく退出した後、その石山本願寺が放火か失火か、とにかく全焼してしまいます。その責任を取らされる形で(他にも19条の失態あり)、重臣の佐久間信盛が追放されます。
有岡城関係者の処刑、佐久間他の三人の重臣叱責、追放といった信長の処断に、明智光秀は、一人ひそかに衝撃を受けていたのでした。ここで終わり。
次は、第二次天正伊賀の乱に続くそうです。
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