アニメ・コミック

2018年8月 2日 (木)

『田中圭一のペンと箸~漫画家の好物』(小学館)の感想

『田中圭一のペンと箸~漫画家の好物』(小学館)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 もうすぐ、夏コミが始まり、上京される方も多いでしょうね。よろしかったら、この本がお勧めですよ。
 内容としては、有名な漫画家のご子息やお嬢さんをお招きし、その漫画家の好物を紹介しつつ、その思い出を語ってもらう、グルメレポートマンガです。登場される漫画家は、一大ブームを起こした方々ばかり。それらを、田中圭一さんが、その漫画家とそっくりなタッチで描いていくというもの。さらっと読めますが、一つ一つ、奥が深いです!
 登場する漫画家は、かなり多いので、amazonで調べてみてください。

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2018年8月 1日 (水)

『エルフ‐17』全4巻(山本貴嗣・白夜書房)の感想

 コミック『エルフ17』全4巻(山本貴嗣・白夜書房)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 1~4巻とも、1991年初版で、各巻が400ページ近くある、なかなかの長編です。もっとも、私は全然退屈しないで読めましたが。さらに、4巻末の作者様のあとがきによれば、第1回を発表したのが1984年ですから、作品としては結構古い。
 でも、退屈な最新作よりも、おもしろい大昔の作品の方が、いいに決まっております。
『エルフ17』は、「エルフ・セブンティーン」と読み、一言で言えば、水戸黄門風SFスペース・コメディです。
 主要キャラは、実年齢15歳で、エルフ(光翅族)の昇齢試験によって一応17歳扱いになっている、少女ルウ(とんでもない怪力で、空も飛べますが、水に弱い)。彼女が主人公です。
 その仲間は、常時パワード・スーツを身につけている、宇宙飛行士っぽい外見ながらも、人間兵器に近い、K・K。そして、二人のスポンサーたる、銀河帝国皇子、マスカット タイラー(一見イケメンながら、最強の奇人変人)。
 三人の気ままな宇宙旅行である一方、ルウの18歳昇齢試験とか、2巻では惑星アカデメィアで学園生活を送ることにもなりますし、皇帝の元へ戻そうと、部下が皇子を追いかけ回す等々、1から数話で1エピソードが完結する、テンポの良いお話になっています。

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2018年7月17日 (火)

『絢爛たるグランドセーヌ』7巻(Curvie・秋田書店)の感想

 コミック『絢爛たるグランドセーヌ』7巻(Curvie・秋田書店)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 現在も非常に暑いですが、この漫画で描かれる、クラシックバレエの大舞台を目指す、少女達の挑戦と戦い、そして、友情も負けず劣らず熱い!
 7巻のあらすじとしては、YAGPコンクール出場を目指して、奏は自らの課題に挑戦する一方、彼女達より先んじている、さくらは、ドイツのミュンヘンへ旅立ちます。その出発ギリギリで、奏は、「追いつくからね」と言い、さくらは、「もっと自己中にならないと 他のやつらに蹴り落されるよ」と、アドバイスし、次の場面で、何と(ネタバレ避けで、自主規制)。

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2018年7月13日 (金)

『淫花伝1 [阿部定]』上・下巻(画:上村一夫 原作:戸田昌子 脚色:岡崎英生)の感想

 読了して間もない、豪華仕様のコミック『淫花伝1 [阿部定]』上・下巻(画:上村一夫 原作:戸田昌子 脚色:岡崎英生)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 こちらは、『淫花伝』という、上村一夫完全版シリーズ、アダルト系コミックです。『『淫花伝2』は、高橋お伝の物語だそうで(私は未読)、さらに数冊、続いているのでしょうか。たくさん読みたい本、読むべき本、感想待ちの本があるから、調べませんけどね(おいおい←自主ツッコミ)。
 あらすじは、かの有名な阿部定の生涯、でなく、半生を描いています。脚色つきだから、フィクション込みです。なので、アダルト系(しかし、成人指定ではないのです。性器や結合部分とかを、描いていないからでしょうかね?)嫌いな方と、「阿部定は実在の人物だから、ノンフィクションでなくちゃ!」という方には、不向きかと思います。

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2018年5月28日 (月)

『僕はサラ金の星です!』(安部慎一・青林工藝舎)の感想

 コミック『僕はサラ金の星です!』(安部慎一・青林工藝舎)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

『エロマンガ・マニアックス』を読了してから、安部慎一作品をこつこつ入手しまして、何とか3冊になりました。この『僕はサラ金の星です!』は、一冊目です。
 そんなマイブームが起きている、安部慎一(槇一と印刷されている本もあります。どちらが正しいのかな?)作品ですが、一番にお勧めするとすれば、私はこちらですね。
 収録されている作品は、大半がエロマンガに分類されるのでしょうが、作風も画風も、かなり癖? 個性? があるゆえ、ついていけない方もおられると思います。このように言う私も、頭の中が、「????」だらけで、感想のカの字も出ないお話もありますから。
 少なくとも、通常の、読者サービス満載のエロマンガ、怒涛のような展開、独創的な設定といった、メジャー王道漫画的なものは、ほとんど含まれていないかと思います。

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2018年2月 2日 (金)

『エロマンガ・マニアックス』(山田裕二+増子真二 太田出版)の感想

『エロマンガ・マニアックス』(山田裕二+増子真二 太田出版)の感想を申します。イクツカノネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 どうでもいいことですが、現在、私はインフルエンザB型に感染し、自宅療養中です。熱といっても微熱ですし、せいぜい、のどが痛い程度の自覚症状しかないのですが、インフルエンザなのですよね。「このくらいの症状なら、風邪だね。私は大丈夫」という人が、安易に職場復帰したり、出歩いたりしたら、これは危ない。どうぞ、皆様も気をつけてください。

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2018年1月 1日 (月)

『印度定食屋繁盛記 働く!! インド人』(流水りんこ・朝日新聞出版)の感想

 明けましておめでとうございます。
 年末に日帰り温泉旅行へ行ってきて、読了したばかりのコミック『印度定食屋繁盛記 働く!! インド人』(流水りんこ・朝日新聞出版)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 温泉が気持ちよすぎて、帰宅後に寝落ちしてしまったという、苦い経験をしてしまった私ですが(もちろん、この本には何の責任もありません)、今年はたくさん本を紹介していきたく思います。

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2017年12月25日 (月)

『一葉裏日誌』(上村一夫・小学館文庫)の感想

 コミック『一葉裏日誌』(上村一夫・小学館文庫)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 相変わらず、初掲載された雑誌名と年月日が載せられていない、不親切仕様ですが、この本に収録されている作品は、次のとおり。
〇一葉裏日誌 「たけくらべの頃」「花ごもりの頃」「にごりえの頃」
 樋口一葉がヒロインの、3つの短編マンガです。
〇うたまる
〇帯の男 第一話~第六話
 後書きは、何と作者の娘さんの、上村汀という方で、「父との思い出」という形で語ってくれています。それこそ、幼い頃から死の間近まで。私自身、上村作品を読むと(わずかな数しか読んでいませんが)、上村一夫というクリエイター(漫画家というべき? しかし、イラストレーターのようにも思えます)は、海千山千の女性の扱いや気持ちにたけた、女心のプロフェッショナルと感じられていたのですが、なかなかおもしろそうな人柄のようで、実に意外でした。

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2017年11月27日 (月)

『凍鶴』(上村一夫・小学館文庫)の感想

 コミック『凍鶴』(上村一夫・小学館文庫)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 私はずっと、「とうかく」と読んできましたが、「いてづる」でした。ごめんなさい。
 お話は、こごえた足を温めようとして、片足立ちをする癖のある少女、「つる」が成長し、やがて、「鶴菊」と名乗る、一人前の芸者となる、というもの。最初、故郷から売られて、置屋の「仕込みっ子」だったのが、あでやかな姿の芸者となる様子が、なかなか見事に描かれています。
 緩くつながっていますが、ほぼ一話完結で、どこから読んでも大丈夫な構成です。時代的には、昭和初期から太平洋戦争の渦中まででしょうか。後半は、客に兵隊が多くなり、暗い世相を感じさせながら、やや唐突な感じで終わります。休載なのか、普通に連載終了したのか、よくわかりません。私はおもしろい、いい内容だと思ったので、終戦か、芸者のつるについた仕込みっ子、お春(美貌のつると違って、器量は今一歩)が独り立ちするまで、続いていたらなあ、と思いました。
 何年頃、どこに掲載されていたのか、この本だけでは不明という、やや不親切な作りですが、後書きは阿久悠がエッセイを載せています。読了してから思うに、阿久悠と上村一夫、天才二巨頭が親しかったって、ものすごいことがあるのですね。そして、天才ゆえに、この作者様は早く亡くなったのでしょうか。実に惜しい!

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2017年11月20日 (月)

『どすこいスピリチュアル 呪詛の家』(漫画:小林薫 原案TANAKA・大都社)の感想

 コミック『どすこいスピリチュアル 呪詛の家』(漫画:小林薫 原案TANAKA・大都社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 サブタイトルに、「心霊ライター・タナカの取材メモ」とありますとおり、両国に自宅兼事務所のある、よろず系のフリーライター、ぽっちゃり体格のタナカさんが、スピリチュアル関係の内容を漫画化したものです。
 だから、霊能者が恐ろしい悪霊と戦うなどの、バトルはありませんし、身の毛もよだつ怖さはないです。その代わり、ギョッとする場面は、ちらほら含まれていますね。タナカさんは霊感がない分、私達も経験してきた、あるいは、するかもしれないエピソードばかりで、なかなか役に立つ内容です。
 一話完結の短編9つが収録されています。私のお気に入りを、いくつか挙げてみますと。

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