アニメ・コミック

2020年3月20日 (金)

『修羅雪姫 修羅の因果編』(原作:小池一夫 作画:上村一夫 主婦の友社)の感想

 漫画『修羅雪姫 修羅の因果編』(原作:小池一夫 作画:上村一夫 主婦の友社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 こちらが最終巻です。収録されているお話は、次のとおり。

 外題之十二 青春白衣涙断譜二
 外題之十三 露骨写真館懺悔一、二
 外題之十四 儀四郎反撃録
 終章    竹の涙

 あらすじとしては、十二は全巻の続きで結末。十三は、卑劣な脅迫によって、セレブ夫人を苦しめる写真師と雪の対決。写真師の正体に、驚きの展開があります。『修羅雪姫』って、なかなか女性同士の絡みが多いような? これも、エロス&バイオレンス!
 外題十四と終章が、本題と申しましょうか、雪の復讐に決着のつくお話です。十四で、仇の一人、塚本儀四郎が動き、宮原外骨を拉致して、雪を誘い出そうとしますが、雪の方が一枚上手で、というもの。今までのお話でも見ましたが、雪は自分を世話してくれた人には、甘えるような感情を示し、相手がピンチの際には、命がけで助けようとして、復讐者にしては温情を持っていますね。
 終章は、最後の仇、竹村伴蔵のお話。しかし、竹村は病床に伏せており、一人娘がけなげに世話をしていました。そのような弱々しい仇にも、雪は、「さあ 死出の旅路の仕度をしておくれ」。娘に対するフォローをしていたのが、雪らしいというか。

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2020年3月 6日 (金)

『修羅雪姫 修羅の執念編』(原作:小池一夫 作画:上村一夫 主婦の友社)の感想

『修羅雪姫 修羅の執念編』(原作:小池一夫 作画:上村一夫 主婦の友社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 この巻で終わりかと、私は勘違いをしておりました。ごめんなさい。次の修羅の因果編で完結のようです。
 収録されているのは、次のとおり。

 外題之十 女意和戸開帳異聞(一)(二)
 外題之十一 長旅屋詐欺先生(一)(二)
 外題之十二 青春白衣涙断譜(一)

 各話のあらすじを簡単に記しますと、外題之十は、浅草の大物やくざ、関東千両会と、たった一人で戦う雪。タジレの菊との再会と再勝負があります。
 十一は、残る二人の仇をあぶり出すために、雪が宮原外骨という、クセのある老作家と手を組み、小説『修羅雪姫』を発行し、世間に広めます。お尻好きの私が喜んだ、ちょっとしたお色気シーンもあり、今までのストーリー紹介的なインターバルのお話ですね。
 十二は、ある知的障害のある少年に、雪は殺しの現場を目撃され、病院に看護婦として潜入して身を隠そうとします。少年は、雪の武器、仕込み傘やピストルに執着していて、面倒な存在。雪はどうするのでしょう? というもの。婦長との絡み、着替えの場面など、こちらもサービスシーン満載です。

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2020年2月25日 (火)

『THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNIG』4巻(原作:SNK 漫画:あずま京太郎 講談社)の感想

『THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNIG』4巻(原作:SNK 漫画:あずま京太郎 講談社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 簡単なあらすじとしては、チーム怒VSチームメキシコ、決着! そして、チームK'VSチームサウスアメリカが開始される裏で、怒メンバーと最サイコソルジャーメンバーが、裏でうごめく何者かの正体を暴こうと動きます。それは、何と決着がついたはずの……イグニス復活をねらう彼らは、ちとキモいというか怖いというか。相変わらず、いいところで終わっています。八神庵が再登場しない、かもしれないのは寂しいですが、全体のストーリーとしても、各人のバトルとしても、いい感じで盛り上がっていると思います。

 

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2020年2月10日 (月)

『神さまの怨結び』(守月史貴・秋田書店)の感想

 漫画『神さまの怨結び』(守月史貴・秋田書店)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 この本はいただき物で、1巻と描かれていないのですが、たぶん、評判がよくて、続きが発行されているようですね。確かに、おもしろかったです。ジャンル的には、エロチックな、ダークサスペンスといったところでしょう。

 ヒロインは表紙のとおり、蛇(くちなわ)という名で、美少女の姿をした邪神。メインキャラクターで蛇の助手? なおかつ敵でもある、男子学生っぽい少年「クビツリ」(蛇の命名)。彼は、ある神社で首吊り自殺をしたものの、蛇に見いだされました。
 蛇は本来、男女を結ぶ呪いに使われた、『赤縄』という道具の成れの果てで、誰かを死ぬほど呪う人間を、クビツリが見つけてきては、異次元のような神社へ誘いこんで、手に縄のあと? 紋章?を与え、憎い相手と交わるように命じます。そうすると、憎しみの対象は完全に消失してしまいますが、依頼者は怨を結んで縁を断ち切られるため、永遠に誰とも結ばれないという過酷な運命におちいります。
 一方、蛇としては、怨結びによって、人間にほどこされた縄の封印が少し消えて(蛇は縄で結びつけられて、神社から出られません)、自由に近づけるメリットがあります。
 このような過酷な怨結びですが、蛇とクチナワは、どちらかというとナビゲーターです。あらすじとしては、第一節~第四節と四話収録されていますが、第一節のヒロインは櫻で、大きな胸をからかい、いじめる同級生の稲葉に怨結びの呪いをかけますが、消える寸前の稲葉の本心に驚愕し、激しく後悔します。第二節は、安登まつりは、義父から虐待を受けている千石を救おうとして、怨結びをかけます。が、千石は逆上して義父を殺害。ダークサイドに落ちた彼を救ったために、まつりは……。
 第三と第四節は、続き物。いじめられっ子で、殺伐とした家庭環境にある乙梨叶は、怨結びをやめさせようとするクビツリに恋した結果、邪魔な蛇を殺そうとします。けれども、蛇はなぜか消え、クビツリの左腕に怨結びのあとが! 叶はクビツリを永遠に自分のものにしたくて、交わろうと試みます。

 

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2020年1月13日 (月)

『THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNIG』3巻(原作:SNK 漫画:あずま京太郎 講談社)の感想

『THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNIG』3巻(原作:SNK 漫画:あずま京太郎 講談社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 3巻の試合というか、あらすじは、ロバートVSタン、ユリVS明天君で、チーム龍虎と中国の決着。新たな試合は、チーム怒メキシコで、初戦はレオナVSアンヘル。レオナファンの私としては、熱くなりましたが、予想に反して、強く印象付けられたのは、アンヘルの方かも。2巻に続いて、予想に反して、期待を上回る展開でした。

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2020年1月10日 (金)

『THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNIG』2巻(原作:SNK 漫画:あずま京太郎 講談社)の感想

『THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNIG』2巻(原作:SNK 漫画:あずま京太郎 講談社)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 

 あらすじとしては、京VS庵戦の決着。それから、第2試合は、チーム中国VSチーム龍虎で、第1組はリョウVSシュンエイ、というもの。物語の初めから、かっ飛ばしてくれる、原作側か漫画家様の熱意と演出には大感謝です。そして、期待を裏切らず、予想の斜め上を行く展開でした。

 

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2020年1月 3日 (金)

『霊能者ですがガンになりました』(原作:斎 小林薫 ぶんか社)の感想

 明けましておめでとうございます。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 コミック『霊能者ですがガンになりました』(原作:斎 小林薫 ぶんか社)の感想を申します。ネタバレ的な表現が含まれていますので、ご注意ください。

 

 

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2019年11月28日 (木)

『作家 蛙石鏡子の創作ノート』(西川魯介・白泉社)の感想

 コミック『作家 蛙石鏡子の創作ノート』(西川魯介・白泉社)の感想を申します。少々のネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 この巻は番外編も含めて収録され、完結しています。あらすじ兼内容としては、表表紙に描かれている、真面目でお堅そうだけど、そこがエロい感じのメガネ小説家、蛙石鏡子と、その押しかけ弟子のメガネ青年(というより、見かけも言動も少年に近い)キゼンの、この二人による、妄想、もしくは想像力過剰と現実のギャップが生み出す、文系コメディです。
 鏡子とキゼンに、たまに編集者のまどかが関わってきますが、三角関係というほどのハードさはありません。残念!
 作中に登場する、妖怪? 女神? 精霊? クトゥルフ? 幽霊? を除いて、鏡子、キゼン、まどかは全員メガネをかけていますから、少しばかり、読む人を選ぶかも。アンチ・メガネ派様には、お勧めできませんね。
 マイナスポイントとしては、帯カバーによれば、「文芸エロス」と、宣伝文句が入っていますが、それを目的で読まれると、がっかりするかも。取り上げられている文学作品が、ないわけではないのですが、薄味だと思います。
 だーかーら、キゼンの想像の中の鏡子のあられもない姿や、鏡子の小説の中で女性的人外にもてあそばれるキゼン、キゼンしか見えない幽霊などの姿が、びっくりするほどエッチなのです。
 何せ、表紙絵を参照していただきたいのですが、あまりデフォルメのない、かっちりした絵ですから、自慰やセクハラっぽい場面のインパクトが強烈です。後味のいいエロチック・コメディとしては、上質でしょう。

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2019年3月 8日 (金)

『日の興奮』(安部愼一・ワイズ出版)の感想

 コミック『日の興奮』(安部愼一・ワイズ出版)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 一応、漫画に分類されるのでしょうけれども、安部愼一(本によっては、安部慎一とも)作品は、相変わらず難解です。登場人物同士の日常の会話や沈黙といった、雰囲気を読み取るというのでしょうか。それとも、ナイスバディではないのに(どちらかというと、昔からの日本人体形)、妙にムチムチして、そこはかとなくエロい、しかも掲載誌ゆえか、やたらと全裸、という女性(熟女?)の淫靡なムードを楽しむべきでしょうか。
 お勧めするのは難しいし、万人ウケは無理なのではないかと、思われるのですが、しかし、心惹かれるのですよね。やはり、魅力があるのでしょう。

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2019年3月 1日 (金)

『大奥怨霊絵巻』(小林薫・青泉社)の感想

 コミック『大奥怨霊絵巻』(小林薫・青泉社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

『大奥怨霊絵巻』は、「御末あらしの怪」「あかずの間の怪」「染次の井戸の怪」「おりうの駕籠の怪」「こやの塚の怪1」「こやの塚の怪2」と、連作短編となっています。
 さらに、『死者の花嫁』という短編と、江戸城についての、あとがき漫画が収録されていて、構成的には、まあまあお得な内容ではないでしょうか。

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