『戸川純エッセー集 ピーポー&メ-』(ele-king books (株)Pヴァイン)の感想
書籍『戸川純エッセー集 ピーポー&メ-』(ele-king books (株)Pヴァイン)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
私は自分でも満足できるような感想文をかけておりませんが、今回は今までにまして、ごく単純なことしか記せませぬ。申しわけありません。
それというのも、私自身、芸能界に極めてうといのと、ミュージック関係はさらに無知であるからです。
この本は、『戸川純エッセー集』と銘打たれておられますが、作者様に縁の深く、強いインパクトを与えた人々を紹介した内容です。
あとがきによれば、「連載がエレキングで始まった当初、人選に割と細かいコンセプトを立てた。基本ミュージシャンであり、パンクな人で、わたしと会ったことがあり、エピソードもあり、なんといっても直接的でも間接的でもわたしをゲラゲラ笑わせてくれた人、わたしの好きな人。そして良い意味でわたしの価値観を壊してくれたか、もともとのわたしの価値観を再確認させてくれた人。そして、今尚、現役で活動している人。」という人選だったそうですが、連載が進むにつれて、変更点が増え、蜷川幸雄さん、遠藤賢司さんが亡くなり、ショックも受けたそうです。
さらに、岡本太郎生誕百年記念オファーされたり、特別収録されたりしたものもあって、作者様には不本意だったかもしれませんが、読者の私にとっては、極端から極端へ移る、いいカオス具合の内容でした。
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