『サザエさん』21の感想
漫画『サザエさん』21(長谷川町子全集21巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレですから、ご注意ください。
朝日新聞に昭和45年5月から昭和46年5月まで連載されたものを元に、姉妹社発行61巻から63巻までを収録したものです。 図書館本の悲しさで、20巻は借りられませんでした。
今回、特筆すべきことはありません。それで、思うのですが、イクラちゃんはこの巻でも赤ちゃんのままです(イクラという名前かどうかも、実は不明。13巻、20巻、23巻を読んでいないから、あいまいですが)。タラちゃんも、しゃべりはしますが、存在感が薄いですね。
むしろ、磯野家の面々でない人々のエピソードがかなりあって、そういうおかしな人たちの言動を、サザエなりマスオなり、カツオやワカメが、のぞいていたり、遠目にながめていたりすることが多いです。新聞の4コマ漫画とは、こういうテクニックは特殊なのでしょうか、それとも当たり前なのでしょうか。私は、たくさんのネタを描かなくてはいけないから、いちいち、一家族にかまっていられないと考え、後者のような気がします。それでは。
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