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2009年12月 3日 (木)

『サザエさん』23の感想

 漫画『サザエさん』23(長谷川町子全集23巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレはあるかもしれませんが、あまりおもしろくない内容かと思いますので、ご注意ください。
『サザエさん』23は、最終巻です。朝日新聞に昭和46年3月から昭和49年2月まで掲載され、姉妹社版67巻から68巻に収録したものをまとめてあります。他に、『町子かぶき迷作』シリーズとして、68巻の巻末に収録された漫画が4本。週刊朝日の昭和30年10月10日号、昭和31年8月10日に掲載され、姉妹社版34巻に収録された漫画が2本。未発表と英訳『サザエさん』と『いじわるばあさん』。文藝春秋漫画読本の昭和38年2月号、昭和39年2月号に掲載され、姉妹社版よりぬきサザエさん4巻に収録された漫画、『意地悪おてつだいさん』と、豪華てんこ盛りの内容です(調べて打つのが、しんどいよ~)。まだ読めていない13巻は、借りられるのでしょうかね? それは私の心がけ次第ということで。
『サザエさん』自体は、おもしろくないわけではありませんが、『いじわるばあさん』『エプロンおばさん』といった他の長谷川作品同様、唐突に終わっています。4コマ漫画の終わり方って、難しいですね。

 他の作品も、私は長谷川さんのまげものがあまり好きではないので、述べるべきところがありません。しかしながら、「こんなふうに描き方、タッチが変わっていったのか」と、新鮮な見方ができます。
 私は登場キャラクターのうちで、王道ですが、サザエが一番好きです。二番目がマスオです。サザエの喜怒哀楽の激しさ、フットワークの軽さ、お節介ぶりは見習わなくてはね。マスオはカツオやワカメの面倒を見、波平ともつき合っているところが、好感度大。波平はいばっていて、口ばかり達者かもしれないと思いますが、マスオは多趣味で器用ですね。サザエはいい男性と結婚したと思います。それでは。

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