『ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ』1巻(はたのさとし・双葉社)の感想
コミック『ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ』1巻(はたのさとし・双葉社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
実は、この漫画の掲載されているオヤジ系雑誌を、私は大好きでして、こちらが単行本化されたと知って、大急ぎで購入しました。うむ、やはり、おもしろいです!
ほぼ一話完結で、途中からでも読めますが、ちょっとだけ内容のご紹介を。主人公は東京出身の若手デザイナー、茶谷正彦。ひょんなきっかけで、大阪出身の先輩と、住む場所を交換し合うことになり、しかも、ボロっちいシェアハウスの管理人にさせられてしまいます。住人も、美人なのに汚れた格好をしている須山、やたらとどつき合っている藪と長谷川の二人組、ホームレス風の老人と、わけありの変わり者ばかり。それでも、大阪(厳密には大阪市内)の地で、見知らぬ人々に親切に受け入れてもらい、おいしいものを食べているうちに、茶谷はどんどん元気になり、大阪とおいしいものが好きになっていく、という感じのお話ですね。
ほぼ一話完結で、途中からでも読めますが、ちょっとだけ内容のご紹介を。主人公は東京出身の若手デザイナー、茶谷正彦。ひょんなきっかけで、大阪出身の先輩と、住む場所を交換し合うことになり、しかも、ボロっちいシェアハウスの管理人にさせられてしまいます。住人も、美人なのに汚れた格好をしている須山、やたらとどつき合っている藪と長谷川の二人組、ホームレス風の老人と、わけありの変わり者ばかり。それでも、大阪(厳密には大阪市内)の地で、見知らぬ人々に親切に受け入れてもらい、おいしいものを食べているうちに、茶谷はどんどん元気になり、大阪とおいしいものが好きになっていく、という感じのお話ですね。
いやぁ、大阪ハーフの私としては、こういう漫画を待ち望んでおりましたよ。大阪というと、やれ民度が低い、下品、軽薄、頭が悪い、がめつい、欲張りで、全員阪神タイガースを信奉し、通天閣の下、ど根性で金もうけにいそしんでいる的な、ひどいイメージが多いように思いましたからね。だから、須山の嘆声と笑顔に、茶谷が、「なんてかわいらしい」と感じるあたり(第2話)、私もほっこりしました。
ちなみに、紹介されている料理は、かしみん焼き、セイロンライス、肉吸い、紅しょうがの天ぷら茶漬け、創作たこ焼き(?)、たまごせんべい、ホルモン中華そばの7種類で、お話も7つ。料理名を見て、B級グルメというには、いくつかの有名店の名物が含まれているのが難なのですが、私も一応、真似できるものは料理して、試食してみました。結果、紅しょうがの天ぷら茶漬けは絶品です。天ぷらのお茶漬けなんて、油ギッシュにもほどがあると、予想していたけれども、こんなにサッパリした風味になるとは!
それから、たまごせんべい、作中では皆、お上品にきれいに食べていますが、これはかなりのクセがあります。注意して食べないと、食べかけの卵が地面に落下するという、最大の悲劇に見舞われるかも。でも、これも猛烈においしいですね。私は今、週に2、3回、家でつくって食べています。
料理もさることながら、茶谷と須山はラブラブな展開になるのか、藪と長谷川は・・・・と、作中の人間関係も気になります。2巻もぜひ、発行してもらいたいですね。そしたら、ぜひ、また取り上げますわ。それでは。
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