『しらたまくん』7巻(稲葉そーへー・集英社)の感想
『しらたまくん』7巻(稲葉そーへー・集英社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
アマゾンから発送された本や雑誌の中に、『しらたまくん』の8巻が入っておりまして、7巻のレビューがまだだったことに気づいた、相変わらず、ぼんやりしている私なのでありました。ああ、それでもいい。8月から一昨日まで、身内の病気、ケガ、入院に通院に悩まさておりましたから。健康と平和はとても大切!
白玉も将来の進路の話が出、高校二年に進学してクラス替えとなり、来栖、葵と一緒になりますが、沙織や美穂とは別クラスに。妹(義妹?)のサクラは、白玉と同じ、打掛北高を志望して推薦入試を受けることに。その面接トレーニングに、美穂が協力し、見事に合格しました。その他は、マラソン、お花見といった季節ネタと、猫関連のエピソードがいくつか。
いつもながら、白玉と登場する猫達が、すごくかわいいです。今回は、アメショになつかれて、家にまで押しかけられるお話がありまして、無心で甘える迷い猫に、困惑して怒る白玉のコントラストが、おもしろかわいくて、笑ってしまいました。白玉は、心は男子高校生! ながら、生猫にモテまくるタイプ?
考えてみると、猫は表情に乏しいはずなのですけれども、不自然にならないくらいに、白玉が喜怒哀楽のはっきりしているように描かれているのは、作者様のなかなかの力量を感じます。たぶん、自宅の飼い猫達を観察しているのでしょうが、うまく描いているなあ。
ところで、巻末のおまけ猫マンガで、仲良し三匹猫が、突然、険悪関係に。猫も人間以上にデリケートな生き物のようです。
私のベストお話としては、先のアメショが登場する第75話、クラス替えの第81話。ベストイラストは、第78話のオープニングですね。このように、かわいい&癒される漫画って、毎日クタクタな日常の中で、本当に貴重だな、と思ってしまいました。それでは。
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