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2017年10月27日 (金)

『しらたまくん』9、10巻(稲葉そーへー・集英社)の感想

 コミック『しらたまくん』9、10巻(稲葉そーへー・集英社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
 9巻と10巻、私は感想をアップしていなかったのですね。すっかり、やり終えたつもりになっていました。ごめんなさい、読者様、作者様、白玉君、読書と本の神様。

 9巻では、白玉を含めた家庭科部員達と、妹のサクラが海水浴に行くお話と、文化祭で家庭科部が演芸コンテストに出場することになる、というのがメイン。第100話では、鈴川が猫に、白玉が人間(美少年。髪型に少し猫の面影が残っています)になる、という、ある意味、衝撃的な内容でしたが、ベタなオチでした。だまされた私が悪いのですけどね。
 海水浴で、何と、シリーズ初めてであろう、鈴川、来栖、白玉が命の危険にさらされるという、エピソードがあります。ここは、猫である白玉が活躍して、ピンチを脱しましたが、もし、鈴川と来栖だけなら、もっと危なかったかも?
 演芸コンテスト編では、白玉を中心とした、切断マジックをやることになりましたが、後輩がステージ上で失敗し・・・・というもの。よくテレビなどで見かける切断は、こういう仕掛けだったのかと、感心すると同時に、白玉の機転もいいなと、思いました。本当、この漫画は、ほのぼの、ゆるゆる系のようでいて、海水浴の危険な場所や猫の生態など、役に立つ豆知識があって、いい感じです。

 10巻は、めでたく演芸コンテストに優勝し、熱海に旅行へ行ったお話(嶋田先生はスルー)をメインに、子猫キイの避妊手術にからめて、白玉の幼い頃のお話、ハロウィーン、猫カフェ、コタツとその魅力(魔力?)、スマホとスマホゲーム、お正月など。やはり、熱海旅行が、私は一番おもしろかったです。表紙にも描かれていた、白玉の浴衣姿がかわいい。旅の始まりから、白玉がホームに置き去りにされるハプニングがあります。私は熱海へ行ったことがないのですけれども、魚好きな人と、猫にとっての天国みたいな場所のようですね。それから、この作品初めてかもしれない? お色気シーンを見つけて、驚きました。被害にあったのは、やはりあのコで、アイツならやるでしょうね。
 確か、連載の方はもう終わったようですね。早く単行本を購入して、しっかり読了し、またここへ感想を書きたいです。それでは。

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