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2018年11月28日 (水)

『超人日記』1・2巻(山本貴嗣・スタジオシップ)の感想

 コミック『超人日記』1・2巻(山本貴嗣・スタジオシップ)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 これは、発行年が1巻1984年、2巻が1986年と、かなり昔の漫画です。2巻の終わりには、「3巻にご期待ください」と、欄外に載っていましたが、どうやら3巻はなく、全2巻の様子。作者様には残念でしょうね。一応、きれいに終わっているので、読み手としてはストレスがありませんけれども。

 内容をご紹介しますと、これはSFギャグ漫画です。主人公はA児という太目で、常時、宇宙服を身に着けている若い(? たぶん)男性で、体格と、ダレッとした性格以外、あまりよくわかりません。一応、超能力者(エスパー)。ただし、かなりおバカ。
 大体、A児という名前も、1巻の第12部命名編にて、読者投稿により、やっと決定されたというわけです。2巻の超人コンテストシリーズも、ユニークな超人を、これまた、読者からのデザインによって選ぶというわけで。
 そう、この漫画は、ゆるーいコメディです。日常系でなくSFですが。
 あと、登場人物の設定やデザインが、『エルフ17』と、よく似たタイプが多いように思います。
 ミニマム体形ながら、鬼強い、有翅人の美少女、ジャムは、エルフのルウみたいですし、色黒の女性、通称「おねーさま」は、カーサみたい。催眠能力者の男は、あの殿下そっくりでしたし、そのようなダブりが許せない、ゆるいお話は好きではない方には、お勧めできないかな、と思います。
 でも、私は結構、好きです。殿下に似た男を除いて、みんな外見がちゃんと異なっていますし、特に女性は、皆かわいくて、セクシーな魅力に満ちています。かよわい女の子ではないですけどね。

 男性はA児を含めて、とてつもなくお間抜けで(笑い死にしそうなので、自主省略)。私のお腹が痛くなるほどだったのは、1巻の第13部風雲編で、痛覚交換という超能力者との戦いにより、A児とその相手が、仲間から袋叩きにされるというもの。いやぁ、笑いました。
 また、作者様の別作品を読んでみたいと、熱望しております。それでは。

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