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2019年2月 4日 (月)

『信長の忍び』14巻(重野なおき・白泉社)の感想

 四コマ漫画『信長の忍び』14巻(重野なおき・白泉社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 やっと、私の遅い感想文が、最新刊に追いつきました! この調子で、がんばって、今までためていた分をアップしていきます。

 14巻のあらすじとしては、明智光秀は波多野秀治とともに、赤井直正を責めましたが、千鳥達が怪しんだとおり、波多野の裏切りにより、敗戦。
 信長は石山本願寺とまた対決しますが、明智光秀のこもる砦が窮地におちいります。信長本人が出陣したものの、雑賀衆の岡吉正に狙撃され被弾し、引き揚げます。光秀は病に伏せますが、戦死した塙直政の一族が信長によって追放されたと聞き、自分も失敗した場合は、このような厳しい処分を受けるのではないかと、不安に駆られます。
 本願寺攻めは、長期戦になってきたのですが、織田軍が兵糧攻めをしかけたところ、毛利家が村上水軍を駆り立てて、織田家の真鍋水軍と対決し、後者は大敗。信長は織田家一の水軍大将、九鬼嘉隆に後任を託しますが、九鬼水軍は村上水軍と比べて、数も質も劣ります。どのように挽回できるのかは、次巻に。
 また、光秀が完治するのと引き換えのように、妻の煕子が病に倒れて急死します。このことが、後の運命の激変につながっていく?
 と、まあ、長篠の戦のように長くはないものの、丹波方面に、第二次信長包囲網、本願寺、雑賀衆、毛利家と、織田軍の周囲はくせ者ぞろいの敵まみれ。軽傷とはいえ、信長も被弾してしまいますし、本当に油断できませぬ。

 後半、水軍同士の戦いという、珍しい戦については、次巻以降が待ち遠しい! 九鬼嘉隆は千鳥がたじろぐような濃いタイプ(「カナヅチなヤツは許せない」から、余計に!)ですが、敵方の村上武吉と元吉も濃い! 作者様の気合を感じるのは、私だけかな?
 そして、やはり、14巻ラストのナレーションにあるとおり、物語は本能寺の変まで及ぶようです。日本史の大きな謎を、どのように描ききっていただけるのか、今からドキワクです。それでは。

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コメント

「あれ?最近単行本が出たの『軍師黒田官兵衛伝4巻』じゃ?」と一瞬?だったのは置いといてw
『軍師黒田官兵衛伝』の本能寺はアッサリで山崎の戦いになってますが、
その分『信長の忍び』で濃密に描かれるんだろうなと期待してます(^_^)
 千鳥かその場にいたら絶対信長を助けそうだし…もしかして家康(&半蔵)と堺にいたとか、滝川一益を助けに関東にいたとかになるのかも?「楽しみです!!」

投稿: 天理友香 | 2019年2月 5日 (火) 07時39分

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