『文学フリマ大阪11』一般参加の感想
9月10日(日)に開催された、文学フリマ大阪11に一般参加した際の感想を申します。
実は、私、こちらは初参加でしたので、無知や思いこみの部分があると思います。主催者様やサークル様を批判するつもりは、まったくありませんが、はなはだしい間違いを発見された方は、お手数をおかけして恐縮ですけれども、どうぞコメントにてお知らせください。
まず、感想といいながら、非常に遅れてしまって、申しわけありません。
当日購入した本を、すべて読んでしまいたかったのと、プライベートでトラブルがあって、ゴタゴタしていたからです。
文学フリマについては、名前は知っていたのですが、一般参加すら、今まで都合がつきませんでした。
当日、ネットで事前情報を調べるのを避けて、まっさらな頭の状態で、会場であるOMMビルに到着して、まず驚いたのは。
その盛況ぶりです。
文章系サークルは、一応に地味で、プロの方や大手様でなければ、列ができることなど、あり得ないと思っていたのですが、人気のある方のところは身動きし辛いほどの混雑ぶりでした。
サークル様や作家様情報さえ集めなかった私は、会場より先に見本誌置き場へ行ったのですけれども、こちらも大勢の方が熱心に読んでおられました。
私の購入したい本は、ノンフィクション系の旅行記、日常日記、レシピなどのお役立ちタイプ、業界暴露ものでした。
それこそ、よい意味で素人らしい、ドロドロの、えげつない内容の本、たとえば、「医療機関の闇」「元夫から慰謝料を100パーセント奪うコツ」といったものを期待していたのですが、私の探し方が下手だったのか、そういうタイプのものは見つかりませんでした。
それで、旅行記、地方ガイド、日記を購入して読ませていただきました。
見本誌置き場からサークルスペースへ行った際、私はまたまた、衝撃を受けましたね。
サークル様の本のレイアウトがきれい、なのは、今時当たり前なのですが、表紙がどれもこれも、かわいい! 美麗! タイトルロゴが凝っている!
一見シンプルそうなのに、よく見たら、フルカラーというのも、たくさん見かけました。
もはや、印刷屋様の基本料金のみでは、文章系同人誌は売れないのではないかと、思いましたね。
笑顔のサークル主様、売り子様、私と同様の一般参加の方々を見、すれ違い、見本誌を読ませていただいて、深いため息が出ました。
「私なんて、とても勝てる気がしない。どうやったら、この数えきれない方々と、文章で張り合っていけるのだろう」と。
そんなこんなで、本をすべて読み終わりましたが、これもまた、戸惑ってしまいました。
私は、よい本を選んだつもりだったのに。
文章はいい。ていねい、誤字も、たぶんない(見習え、紅林真緒!)、しかし。
内容が、よくも悪くも、はじけていない。思わず、抱きしめて泣くとか、腹立たしくて床へたたきつけたくなるとか、そういう感情の高まりを感じられませんでした。
せっかくのノンフィクションなのに、惜しいことです。
そうして、他の本を読んだり、感想をアップしたりして、私はずっと考えてまいりました。
この胸のもやもやを晴らすには、やはり、私がノンフィクションか、それにほど近い創作系で、荒ぶる作品を描いていくしかない。
書きたい!
ぜひとも、表現したくなりました。
私が文学フリマに参加させてもらうかどうか、まだ不明ですが、方向性を定めることができました。この出会いに、心から感謝しております。それでは。
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