『マップス シェアードワールド ー翼あるものー』(原作:長谷川裕一 笹本祐一 他)GA文庫の感想
『マップス シェアードワールド ー翼あるものー』(原作:長谷川裕一 笹本祐一 他)GA文庫の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
この本は、表4の紹介文によりますと、「長谷川裕一によるスペースオペラコミックの金字塔『マップス』の世界をベースに、六人の作家がそれぞれのストーリーを紡ぎ上げるコラボレーション作品、それが本作である」ということで、平たく説明いたしますと、『マップス』の小説メインの外伝、もしくは二次創作といったところでしょう。
私、まだ『マップス』の感想をすべてアップしていないうちに(読了はしました)、こういうことを記すのは、反則気味かと思いますが、久しぶりに小説を読むのは楽しかったです。この喜びをできるだけ早く、お知らせしようと思いはしたのですが、なかなかどうして、複雑な気分になる本でした。
ちなみに、掲載作品は、次のとおり。
巻頭イラスト 村枝賢一 三浦建太郎 麻宮騎亜
小説 迷子の宇宙戦艦 笹本祐一
流星のジュディ 中里融司
ソフティカ・リップ放浪記 秋津透
町からきた先生 古橋秀之
宙(そら)へ往く船 重馬敬
さよなら三角、また来てリープ 新城カズマ
すみませんが、イラストの感想は、省略させていただきますね。しかし、久々に三浦建太郎さんの作品が見られて、うれしかったですし、うっとりもしました。イラストのレベルは、割と高い方だと思います。
しかしながら、小説の方は、ちょっと……方向性が違うのではないかと、考えてしまうものがいくつか。
作者様達が、ルーティン・ワークで、書かれたとは思いませんが。
でも、ほら、プロの小説家様達の作品ですよ? 内容が外伝、続編、別編、いずれにせよ、読者としては呆気に取られる、拍手したくなるほど感心する、そういうものを、私は期待しておりましたが。
そりゃあ、エロなしは、仕方がないと、思いますけれども(おーい)←自主ツッコミ。
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