『ある設計士の忌録』(鯛夢・朝日新聞出版)の感想
コミック『ある設計士の忌録』(鯛夢・朝日新聞出版)の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
一話完結で、7つの短編が収録されています。
あらすじ的なポイントを説明いたしますと、工務店を営む青年「私」は、いわゆる見える人。時折、土地や建物に関する奇妙な依頼を受けたり、不可解なトラブルに遭遇したりするのですが、手に余る場合は、特殊な能力の持ち主である設計士の「先生」にそれらをお願いします。先生は見事に解決しますけれども、その報酬が非常識なまでに高額。ゆえに、依頼者と、よくもめますが、先生は霊感商法でもうける守銭奴ではなく、その能力は確かに本物なのでした。
霊能力者は、寺尾玲子さんや斎さんばかりでなく、ブラック・ジャック的なこの設計士さん、「先生」もいらっしゃるということなのですね。
それだけに、先生の相手は、猛烈に強いです。凡人がその解決方法を真似るなど、とても不可能でしょう。
だからこそ、先生の要求する金額は、目玉が飛び出そうなほど高いわけです。
最近のコメント